2017年07月03日

潮目が変わった 安倍政治への怒りの表れだ/都議選結果/五十嵐仁・法政大学名誉教授 都民ファーストと国政との関係について言えば、本気で安倍政権に対抗するというなら、市民と野党の共闘に加わるべきではないか。連合通信



   ◆170704・〈インタビュー〉安倍政治への怒りの表れだ/都議選結果/五十嵐仁・法政大学名誉教授

 7月2日に投開票された東京都議会議員選挙で、自民党が惨敗する一方、小池百合子都知事が率いる「都民ファーストの会」が圧勝。公明などを含め小池氏支持勢力が過半数を占めた。一方、共産党は微増、民進党は微減となった。この結果をどう見るか、国政への影響を含めて五十嵐仁・法政大学名誉教授(政治学)に聞いた。

●潮目が変わった

 選挙結果を見ると、9条改憲姿勢や、共謀罪の強行採決、森友・加計学園疑惑などに見られる安倍暴走・逆走政治に厳しい審判が下された。最近では、稲田防衛相の「自衛隊としてお願い」応援演説や、豊田真由子議員による秘書への暴言・暴行などが次々に出てきた。これはひどいし、なんとかしたいという都民の怒りのマグマが噴き出したということだろう。
 「安倍1強」体制の潮目が大きく変わり、そのことが具体的な形で示されたと見ていいのではないか。
 そうした審判を下す手段として、都民ファーストが使われた。共産党や民進党には抵抗があるが、自民党には反省を促したいという人々にとって、手ごろな「非自民・反自民」の受け皿になったのだ。

●ぶれない野党共闘を

 共産党は、森友・加計疑惑や共謀罪で安倍政権を追及するなど、ぶれない姿勢が評価された。都政でも、知事は「豊洲も築地も」と、どっちつかずの方針だったが、唯一、築地の再整備を主張。築地で働く人々や、築地ブランドを守りたい人々の共感を得たと思う。
 民進党は一時、都議会では壊滅するのではないかとまで言われた。それが、安倍政権のひどさが明らかになる中で、なんとか政権批判票の受け皿の一つになり、踏みとどまったといえる。
 ポピュリズムの嵐の中でも立憲野党の共産・民進は健闘できることを示した。この選挙結果を教訓に、今度は国政で安倍1強体制に対抗し、どうしたら国民の批判・意見を結集する受け皿になれるかを考えるべきだ。解散・総選挙の時期は早まると思う。野党は早期解散に追い込み、いつ選挙があってもいいように準備しておく必要がある。
 仮に都民ファーストが何らかの形で国政に進出した場合、民進党の姿勢が試されるだろう。都議選では少なくない同党候補者が都民ファーストに移った。そういうふうにぐらつけば、国民の信頼を失う。これまで市民と野党の共闘を進めてきた成果も一定あるし、信義もあるはず。野党としてぶれずに筋を通すという点は、共産党に学んだ方がいい。

●問われる「反自民」

 都民ファーストの圧勝は、最近の欧米の選挙などで見られたポピュリズム的な傾向と同じものといえる。既成政党に飽き足らず、不満を抱えている人々。そこに風が吹き、票が集中した。
 だが、風の力で当選した議員たちは今後、都議会でどういう役割を果たすのかが問われる。大阪の維新や名古屋の減税日本などでは問題を起こす新人議員らがいたことを指摘しておく。
 都民ファーストと国政との関係について言えば、本気で安倍政権に対抗するというなら、市民と野党の共闘に加わるべきではないか。野党共闘に対する姿勢は、「反自民」の看板が本物かどうかのリトマス試験紙になるだろう。
〈写真〉
「連合通信・隔日版」


posted by こたやん at 18:19| Comment(2) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
2017東京都議会議員選挙、審判が下りましたね!

自民党が議席数を大幅に失う大惨敗!

これが、都民・国民の声(本音)なのです。

また、今回の自民党の敗因には、多くの自民党議員の不祥事がありました。

しかし、一番の要因は安倍総理自身の「おごり」「怠慢」が招いたものと思います。
その最たる例が、都議会選挙終盤に安倍総理が秋葉原で街頭演説した際、聴衆のブーイングに対して安倍総理は「こんな人たちに〜」と国民(都民)を愚弄する発言をしました。

安倍総理から見れば、国民は所詮下僕なんです。

選挙だから頭下げていますが、通ればこっちのもの!

後は、自分たちの私利私欲を満たす。支援してくれるお友達には優遇して、一緒に甘い汁をすする。
一方、自分たちを支持しない日本人は重税と貧困で押し潰し、後は徴兵して戦地に送り込むのが、安倍総理の本音なのです。

今度は、今後来る衆議院や参議院の選挙で自民党の議席を1つでも多く減らして、自民党独裁の野望を打ち砕きましょう!

Posted by 元従業員 at 2017年07月03日 23:44
投稿ありがとうございます。

都議選では、安倍首相の横暴に対し、鉄槌が下りましたね。

市民と野党の共闘で、くらし、平和、民主主義を守りましょう。
Posted by 事務局 at 2017年07月04日 22:12
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