2018年02月07日

週休2日と年収600万円を/首都圏の建設労組など550人が集会 全建総連東京都連の菅原良和委員長は、新国立競技場の建設現場で下請け会社の新人社員が過労自殺した事件に触れ「若者が安心して働ける建設業界にしなくてはならない」と、アピールした。 連合通信



  ◆180208・週休2日と年収600万円を/首都圏の建設労組などが集会

 全建総連に加入する首都圏の建設労組など16団体でつくる実行委員会が2月4日、都内で「建設労働者の未来をひらく大集会」を開き、550人が参加した。週休2日や年収600万円の早期実現などを求めた。
 全建総連東京都連の菅原良和委員長は、新国立競技場の建設現場で下請け会社の新人社員が過労自殺した事件に触れ「若者が安心して働ける建設業界にしなくてはならない」と、労働環境改善の必要性をアピールした。
 千葉土建柏・流山支部の組合員は「ハウスメーカーの2次下請けをしているが、いい仕事をしてお客さんに感謝されても、自分の単価は上がらない」などの実態を訴えた。
 集会では「公共工事設計労務単価水準へ、建設従事者の賃金・単価を大幅に引き上げよう」「労働時間短縮と若者が入職する建設産業の確立を」などのスローガンも掲げられた。
 公明、立憲民主、希望、共産党の議員も来賓として参加。終了後にはJR新宿駅西口周辺で街頭宣伝を行った。
〈写真〉街頭宣伝では「若者が長く勤められるような賃金と休日確保が必要」などと訴えた(2月4日、東京・新宿区で)
「連合通信・隔日版」


posted by こたやん at 18:37| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

明治HD株価つるべ落とし、「10-12月期経常は10%減益」です。明治乳業争議の解決をさぼり、学乳異臭事件の原因を隠ぺいし、チョコの「脳の若返り効果」は再検証に追いこまれ、化血研乗っ取りは顰蹙を買うなど、経営が行き詰まっています。

 明治HDの株価は、7日も下落し、つるべ落としです。

午後3時の終値が8,580円、前日比 −90 (-1.04%) 円安です。

明治ホールディングスが本日、10-12月期の決算を発表しました。

日経は、まだ発表していませんが、「株探」が報道しました。

「明治HD、10-12月期(3Q)経常は10%減益」です。

学乳異臭事件隠ぺいに対し、新宿区や板橋区は納得していません。犯人扱いされた茨城の酪農家も怒っています。

また、高ココアチョコの「脳の若返り効果」は、共同研究板内閣府が再検証に追いこまれました。

さらに、明治の化血研乗っ取りはひんしゅくを買っています。

明治乳業争議を解決しない明治HDは、行き詰まっています。

それでは、株探による「10-12月期の決算」記事を紹介します。





明治HD、10-12月期(3Q)経常は10%減益
 
 明治ホールディングス <2269> が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.4%増の743億円に伸び、通期計画の975億円に対する進捗率は76.2%に達したものの、5年平均の82.1%を下回った。
  会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比7.7%増の231億円に伸びる計算になる。
  直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.7%減の281億円に減り、売上営業利益率は前年同期の9.4%→8.3%に悪化した。

  2018年02月07日15時30分  「株探(かぶたん)」より転載
posted by こたやん at 17:14| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(株)明治は、平気で科学を弄ぶ詐欺企業ですね。R−1がインフルに効く、PAー3が痛風に効く等々。高カカオチョコの「脳若返り」効果は根拠無し!共同研究した内閣府が、専門家らの抗議を受け再検証に追いこまれる。検証結果は年度内に発表すると回答。


「カカオで脳若返り」乏しいデータで発表 国支援の研究

杉本崇、小宮山亮磨

内閣府の研究支援制度「革新的研究開発推進プログラム」(ImPACT)のパンフレットには、山川義徳プロジェクトマネージャーのプログラムも紹介されている
 
 
 内閣府の研究支援制度「革新的研究開発推進プログラム」(ImPACT)による研究で、科学的なデータが不十分なまま「カカオ成分の多いチョコレートを食べると脳が若返る可能性がある」と発表していたことがわかった。研究の統括者は「行き過ぎた表現だった」としている。
 同制度は、新素材やロボットの開発など16分野について、既存の技術を大きく超える成果を出す大学や企業の研究を支援するのが目的。2014年から5年間で総額550億円を充て、分野ごとに選ばれた「プログラムマネジャー」(PM)が研究を統括する。
 データが不十分なまま発表されたのは、チョコの摂取と大脳皮質の関係を調べる研究。京都大や民間企業で脳科学を研究してきた山川義徳氏がPMを務めた。制度に応募した製菓大手の明治に、実験参加者30人分の脳機能の検査費300万円を支援。チョコを4週間食べた前後の大脳皮質の量などを調べた。
 明治は1月、山川PMのチームとの共同研究の成果として、「カカオ成分の多いチョコを4週間食べると、大脳皮質の量を増やし、学習機能を高める可能性があることを確認した」と発表。一方、この結果については触れず、研究の開始を紹介する広告を朝日新聞などに出した。
2017年5月12日17時50分  朝日より転載



                                                 2017年12月20日

松山政司 内閣府特命担当大臣(科学技術政策) 様
 
                          全国労働組合総連合       議長 小田川義和
                          明治乳業争議支援共闘会議 議長 松本  悟
                          明治乳業争議団      団長 小関  守

 内閣府と明治の共同研究、「チョコで脳若返り」は、科学的裏付け「不十分」で国が検証、検証結果の公表等について要請
 
 貴職におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 農林水産省が食の不祥事を一掃するため、「食品業界におけるコンプライアンスの徹底」(平成24年5月11日付け)を度々求めているにも関わらず、(株)明治は、2000年以降、食品事故36件、死亡事故7件、解雇争議など12件を引き起こしています。

 私たちは、明治HD傘下の(株)明治に対し、食の安全と社員の人権を尊重する社会的責任、コンプライアンスを遵守することを求めて運動しています。(株)明治の不祥事多発の背景には、中労委と東京地裁が和解解決を求めている33年に及ぶ明治乳業賃金昇格差別争議(以下、単に明治乳業争議)を話し合いで解決しない異常企業体質があります。

(株)明治は、今も不祥事は絶えず消費者を裏切る詐欺まがいの商法を行っています。例えば、明治Rー1ヨーグルトが「インフルエンザに効く」とか、PAー3が「痛風に効く」とか、薬事法違反すれすれの誇大宣伝にメディアも批判を強めています。Rー1ヨーグルトの「ステマ商法」も複数の週刊誌で指弾されています。

  最近の事例では、2017年9月22日に明治 戸田工場(埼玉県戸田市)が製造した学校給食牛乳を飲んだ都内(新宿区、板橋区、埼玉県)の1900人もの小中生や教員から、「塩素臭」「石けん臭」「ガソリン臭」などと、「異臭」を訴える事件が発生し、テレビ・新聞が報道した。

 (梶j明治は、「異臭」を「風味」と言い換え、発生原因を酪農家に押しつけ、子どもの感覚の問題にすり替え、真の原因と対策を求める新宿区や板橋区の要請に誠意ある対応をしていません。(株)明治は、真の発生原因を隠ぺいしたまま、「戸田工場での製造と供給を再開したい」と新宿区、板橋区に要請しています。

 新宿区教育委員会事務局は、株式会社明治に対し、「10月10日に貴社ホームページで掲載されたお知らせ及び、提出して頂いた報告書を確認しましたが、新宿区教育委員会では、現段階で、学校給食における明治戸田工場製品の提供再開はできないと考えています。当日、異味・異臭を訴えた児童・生徒は1301人に上り、このことは学校給食の安全性・信頼を脅かす事態であると認識しています。9月25日以降、現在も牛乳が飲めない児童がいるなど、保護者及び児童生徒の不安は到底解消できる内容ではありません。ついては、貴社に対し、下記のとおり、改めて回答を求めるとともに、対応を要請します。(平成29年10月13日付け)」。

 (梶j明治は、異臭の原因を酪農家の責任にしていますが、生乳の流通はクーラーステーションを介して雪印メグミルク、森永乳業にも配給していますから、(株)明治の製品だけ異臭が発生することは、ありえないことです。
 子ども達が「塩素臭」等、異臭を訴えていると言うことは、「風味」の問題ではなく、タンクやパイプライン、瓶を洗浄する際に使用する塩素系洗浄液の混入が疑われますが、(梶j明治は、責任問題に発展するので、このことに関しては沈黙しています。

 社団法人「日本酪農乳業協会」が示している「学乳における異味・異臭発生対応マニュアル」(明治の役員も執筆)の事故事例に塩素水の混入(事故事例19〜21)が記載されています。

  紙パック牛乳(戸田市)に異臭が発生せず、瓶牛乳(新宿区、板橋区など)に発生したと言うことは、瓶の消毒に使う塩素系洗浄剤が混入した可能性が大です。
 新宿区と板橋区は、(梶j明治の「風味」説には納得できず、「異臭」の真の原因を明らかにしない限り、明治戸田工場からの供給は停止すると(株)明治に伝え、他社からの納入も検討しています。

  子どもたちの命を守るたためには、今回の学校給食牛乳異臭事件の原因究明、謝罪、再発防止がかかせません。私たちは、この間、厚労省、農水省、新宿区、板橋区らに対し、原因究明、謝罪、再発防止を求めています。

 さて、内閣府の有識者会議は5月18日、内閣府と明治の共同研究で「チョコレートが脳機能の若返りに効果がある」とする研究プロジェクトについて、裏づけデータが不十分な可能性があるとして、検証作業を開始した。このことは、内閣府と(株)明治の信頼を揺るがす大問題にに発展しています。各メディアは下記のように報じた。

 @【「チョコで若返り」脳への効果検証 内閣府の有識者会議・・・内閣府の有識者会議は18日、「カカオを多く含むチョコレートを食べると脳が若返る」と発表した国の研究プロジェクトについて検証を始めた。科学的な裏付けが不十分なまま成果を公表したと指摘されており、経緯や手法が適切だったか専門家の意見を踏まえて調べる。結論が出るまで研究の停止を求めた。
 検証するのは内閣府の「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」に採択されたプロジェクト。京都大学や民間企業で脳科学と経済学などを研究していた山川義徳氏がプロジェクトのリーダーを務める。
 今年1月、山川氏は製菓大手の明治と共同で、チョコレートの脳活動への影響について発表。発表文には「脳の若返り効果の可能性がみえた」などと書いていた。
 しかし、チョコレートを食べていない人との比較がないなど科学的な裏付けが十分ではなく、専門家などから問題視する声が上がっていた。
 18日の同会議に出席した山川氏は「行き過ぎの表現があった」と釈明したという。(2017/5/18 日経)】

A【「チョコで脳若返り」の研究、内閣府が実験手法を検証へ・・・研究では、カカオ成分の多いチョコレートが大脳皮質の量を増やすか調べる際、食べなかった人とは比べず、チョコを食べた30人のデータのみで「学習機能を高める(脳の若返りの)可能性がある」と発表していた。
 内閣府などによると、京都大などで脳科学を研究し、今回の研究を統括した山川義徳氏は、発表について「十分に立証されておらず、行き過ぎた表現があった」と報告。一方、実験手法については、チョコ以外の様々な食品や運動でも調べており、これらの結果と比べることでチョコを食べなかった人のデータを補える、という趣旨の説明をしたという。
 有識者会議は、実験手法が科学的に妥当だったか検証するため、別の脳科学の研究者から意見を聴くことにした。(杉本崇)2017年5月18日 朝日】

B【 チョコに若返り効果」裏づけデータが不十分?…研究を検証・・・内閣府の有識者会議は5月18日、「チョコレートが脳機能の若返りに効果がある」とする研究プロジェクトについて、裏づけデータが不十分な可能性があるとして、検証作業を開始した。
 問題になったのは内閣府が支援する「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の対象研究の一つ。NTTデータ経営研究所シニアマネージャーの山川義徳氏が統括する脳研究の一環で、製菓会社の明治と共同で行った。
 山川氏と明治は今年1月の中間報告で、「高カカオチョコレートに大脳皮質の量を増やし、学習機能を高める(脳の若返り)可能性があることを確認した」と発表した。
 だが、この研究は比較対象群としてチョコを摂取しない被験者を準備しておらず、科学研究として不十分だった可能性を、一部の研究者が指摘していた。(2017年5月18日  YOMIURI)】
 そこで、内閣府に対し、下記の質問への回答を文書で 月 日までにお願いします。

                                  記

1、「山川氏と明治は今年1月の中間報告で、「高カカオチョコレートに大脳皮質の量を増やし、学習機能を高める(脳の若返り)可能性があることを確認した」と発表した。」 「しかし、チョコレートを食べていない人との比較がないなど科学的な裏付けが十分ではなく、専門家などから問題視する声が上がっていた。」
 なぜ、根拠がないものをテレビや新聞で大々的に発表したのか、明らかにすること。

2、「経緯や手法が適切だったか専門家の意見を踏まえて調べる。結論が出るまで研究の停止を求めた。」とのことであるが、結論はいつごろでるのか、明らかにすること。
 結論が出るまで(株)明治のチョコレートCMを自粛するとともに、消費者に対しこの間の経緯を説明すること。

3、「研究では、カカオ成分の多いチョコレートが大脳皮質の量を増やすか調べる際、食べなかった人とは比べず、チョコを食べた30人のデータのみで「学習機能を高める(脳の若返りの)可能性がある」と発表していた。」
 こんな幼稚で杜撰な研究の予算と支出を明らかにすること。また、検証の結果、「脳の若返り」効果がない場合は、研究に携わったメンバーは、責任を取り、テレビで謝罪するとともに予算を国に返却すること。

4、「有識者会議は、実験手法が科学的に妥当だったか検証するため、別の脳科学の研究者から意見を聴くことにした。」とあるが、これでは検証にならない。検証作業を開始したとあるが、別の脳科学の研究者とはだれか、再検証のスケジュールと進捗状況を明らかにすること。

5、【明治ホールディングスは11月8日、2018年3月期の連結純利益が前期比6%増の645億円になる見通しだと発表した。健康志向の高まりを受けてカカオ含有量が多い「チョコレート効果」「明治ザ・チョコレート」の販売が好調。(2017/11/8 日経)】
 このように、内閣府と明治の共同研究で「脳の若返り」効果をテレビ・新聞で大々的に報道したため、販売好調になったということは間違いない。これは、消費者を騙す行為であり許されません。内閣府の責任者と明治の社長は、騙されて購入した消費者にテレビで謝罪すること。

6.「明治は、多くの人の信頼を失ったのではないか。私は、企業のコンプライアンス上、問題があると考える。日本の法律に違反しているわけではない。けれども、食品の安全性や品質等を支える科学の普遍的ルールを大きく逸脱し、宣伝に利用した。私は、科学ジャーナリストとして、明治という企業への信頼を持てなくなった。もともと乳酸菌の宣伝などにも疑問を持っていたが、決定的になった。内閣府や理化学研への疑念は当然、書くまでもない。「zakzak by 夕刊フジに出た1月18日の記者発表の記事の写真をとくとご覧あれ。内閣府参事官、理化学研究所のセンター長まで加わり、にっこり。お墨付き!」。
 ( 松永 和紀 科学的根拠に基づく食情報を提供する消費者団体  FOOCOMより転載)
「(株)明治は、企業のコンプライアンス上、問題があると考える」との指摘に回答を求めます。また、「内科医のNATROMさんが検証し4月13日、自身のウェブサイトで見解を示した。「ニセ科学」という判断」に対する回答を求めます。
以上

  高カカオチョコは「危険」? 国民生活センターのテスト結果 カビ毒の一種であるアフラトキシン カドミウム  ニッケル 普通のチョコレートより脂質量が多い (株)明治が宣伝する高カカオチョコの「脳の若返り」効果は再検証に追い込まれる

  高カカオをうたったチョコレート(発表情報)_国民生活センター

www.kokusen.go.jp/news/data/n-20080206_2.html

 [2008年2月6日:公表]

高カカオをうたったチョコレート
 チョコレートは普通30〜40%のカカオを含むが、最近カカオ分が多いことをうたった「高カカオチョコレート」が、各社から発売され、種類も急激に増え、売り上げを伸ばしている。
 しかし一方で、高カカオチョコレートはカカオの含量が多いことから、脂質が多くエネルギーは相対的に高い。また、利尿作用や興奮作用のあるテオブロミンやカフェインが含まれていたり、アレルギーを起こす人がいることも知られているため、摂取には注意を必要とする人もいる食品である。さらに、近年、残留農薬やカビ毒の一種であるアフラトキシンが、チョコレートの原材料である生鮮カカオ豆から検出され、積戻しや廃棄が行われていた報告もある。
 そこで、カカオ分70%以上の高カカオチョコレート12銘柄(1パッケージ当たり45g〜117g)及び参考として普通のチョコレート3銘柄(同65g〜70g)を対象に、脂質の過剰摂取やカフェイン等生理作用のある成分の問題等と併せて衛生面について調べ、消費者に情報を提供する。

主なテスト結果
脂質量
 高カカオチョコレートは、脂質の割合が40.7〜53.5%であり普通のチョコレートと比べて1.2〜1.5倍含まれていた(表1)。高カカオチョコレートの脂質量は、もし50gを摂取したとすると(テストした銘柄の1パッケージ当たりは45〜117g)、高カカオチョコレートでは、脂質を20.4〜26.8g摂ることとなり、100gを食べたとするとそれだけで30〜49歳女性の生活習慣病予防のために目標とすべき脂質の1日の摂取量(表1参照)に相当する。また、エネルギーは592〜655kcal/100gで、普通のチョコレートと比べるとやや多かった。主に間食として食べられることを考えると、日常の食事にそのままプラスされてしまうため、食べる量に注意する必要がある。
表1.チョコレート中の脂質量
チョコレートの脂質量の表
テオブロミン及びカフェインの量
 気管支拡張、利尿、興奮等の生理作用があるテオブロミンは580〜1100mg/100g、カフェインは68〜120mg/100gで、普通のチョコレートの4倍くらい含むものがあった。その他の食事等から摂取する分もあわせて考えると、テオブロミンやカフェインも普段より多めに摂取してしまう可能性があるため、健康な人が嗜好品として楽しむ分には問題ないが、これらに敏感な人(幼児やお年寄り等)や気管支拡張薬として使用されているテオフィリン等の医薬品を使用している人は摂取量に注意が必要である。また、テオブロミン量やカフェイン量が表示されている銘柄はなかった。
カドミウムの量について
 土壌からの由来と思われる重金属のカドミウムについて測定した。チョコレート中のカドミウム含量は、銘柄によって差があった。すぐに健康被害を及ぼす量ではないが、チョコレートのカドミウムは含量が低いことが望ましく、引き続き品質管理等が適切に行われることが必要であると思われる。
ニッケルの量について
 ニッケルが普通のチョコレートの1.9〜3.8倍含まれていた。ニッケルは、接触性の金属アレルギー物質として非常に多くの症例報告があり、経口摂取によっても発症する可能性が報告されているため、ニッケルアレルギーを有する人は注意したほうがよい。
カビ毒の一種であるアフラトキシンについて
 カビ毒の一種であるアフラトキシンは熱に強いものが多く、加工時に分解されることなく商品に残留する可能性がある。カカオ豆は、収穫後、発酵させる過程があり、そのときカビに汚染されアフラトキシンを産生する場合がある。調べた結果、多くの高カカオチョコレートからはアフラトキシンが極微量検出されたが、汚染として問題となる量ではないと思われた。今後も原材料の品質管理等の適切な実施が必要である。

消費者へのアドバイス
•高カカオチョコレートは普通のチョコレートより脂質量が多い。間食として食べることが多い食品であり摂り過ぎには注意が必要。
•高カカオチョコレートは嗜好品として楽しむ分には問題ないが、テオブロミンやカフェイン等の生理作用のある物質も多く含まれるため、これらの成分に敏感な人やテオフィリン等の医薬品を使用している人は摂取に注意が必要。

業界への要望
•高カカオチョコレートから極微量のアフラトキシンが検出された。また、カドミウム含量が銘柄間で大きな差があった。引き続き製品の適切な品質管理を要望する。
•高カカオチョコレートにテオブロミンやカフェイン量を表示するよう要望する。
•カカオ豆の原産地表示についてやや紛らわしい表現があるため、改善されるよう検討を要望する。

行政への要望
•高カカオチョコレートから極微量のアフラトキシンが検出された。今後もチョコレートの品質管理等が適切に実施されるよう、業界への指導を要望する。
•チョコレートのカドミウム含量は銘柄間で差が大きかった。食品安全委員会の評価が終了次第、チョコレートについても早期にカドミウム量の基準等の必要性が検討されるよう要望する。

要望先
厚生労働省 医薬食品局 食品安全部
 日本チョコレート・ココア協会

情報提供先
内閣府 国民生活局 消費者調整課
 内閣府 食品安全委員会事務局 情報・緊急時対応課
 農林水産省 消費・安全局 消費・安全政策課
 農林水産省 消費・安全局 表示・規格課
 農林水産省 総合食料局 食品産業振興課
 公正取引委員会事務総局 取引部 消費者取引課 景品表示監視室
 全日本菓子協会
 全国菓子工業組合連合会

業界の意見 ※2008年2月25日 追加
「日本チョコレート・ココア協会」
「日本チョコレート・ココア協会」より
1.高カカオチョコレートのみならず、どのような食品でも偏った摂り方や食べ過ぎは好ましくないと考えます。しかしながら、下記の点を考慮していただくよう要望します。
(1)日本人一人当たりの年間チョコレート消費量は2.2kgであり、欧米の1/3〜1/5程度であります。
(2)欧米では何百年にもわたり食経験のあるカカオ豆に含まれる成分の特性や相互作用、また、当協会が行ってきている「国際栄養シンポジウム」、欧米の豊富なカカオ研究等がほとんど参考にされていません。例えば、生活習慣病の一つである循環器疾患による死亡リスクが低減するといった疫学調査が報告されています。また、最近の臨床介入試験においてはチョコレートの摂取が血圧を低下させ、ココアがLDLを下げHDLを上げる等、先の疫学調査の結果を支持する報告が数多くなされています。
2.チョコレートによるアレルギーの原因物質の多くは、ナッツ・ミルク・小麦等です。
3.カドミウム含量は主にカカオ豆栽培の土壌に由来する場合が多く、現在日本及びCODEXに規制はありませんが、カドミウムの重要性を考慮し、当協会では欧州の例を参考にしながら、できるだけ低く抑えるよう努めています。
4.業界への要望については、消費者の安全を第一に、官と民の情報交換を密にする中で、対応していく考えであります。
日本チョコレート・ココア協会 専務理事 神永 健二
「日本チョコレート・ココア協会」への商品テスト部の見解
1.ご指摘の通り、国内での消費量を基にした一人当たりの摂取量は、欧米に比べはるかに少ないものと思われます。しかし、これは、あくまでも平均した数値ですので、個人の摂取量のばらつきは非常に大きいものと思われます。
  また、チョコレートに関して多くの研究が行われていることは承知しておりますが、生理作用のある成分も多く含むことから、チョコレートの摂取量に気をつけなくてもよいというものではありません。
  嗜好品として楽しむ範囲での摂取では、問題はないと思われますが、過度に健康効果などを期待して摂取することは望ましくないと考えます。
2.チョコレートに多く含まれるニッケルは、その摂取量とは別に、接触性の金属アレルギー物質として非常に多くの症例報告があり、経口摂取によっても発症する可能性が報告されています。報告書の内容は、ニッケルアレルギーを有する人が、チョコレートを摂取する場合の注意を喚起するものです。
  また、落花生・乳・小麦等によるアレルギーは多く、すでに食品への表示が義務付けられておりますが、カカオ(チョコレート)によるアレルギーも一定数の発症が認められております(食品の表示に関する共同会議「アレルギー物質を含む食品に関する表示について検討報告書」(2004年7月23日)より)。同様に注意する必要があると思われます。
  なお、報告書でも記載しておりますが、カカオアレルギーとニッケルアレルギーは別のものであり、チョコレートを食べてアレルギーを起こす人が必ずしもニッケルアレルギーを有するというわけではありません。

「ロッテ」
「ロッテ」より
1.「カカオ豆の原産地表示について紛らわしい表現がある」との指摘について、下記の点を考慮していただくよう要望します。
(1)当該チョコレートの表示「ガーナ豆80%、ドミニカ共和国豆20%」については、加工食品品質表示基準第5条およびチョコレート類の表示に関する公正競争規約第4条第4項の特定の原産地のもの等を強調表示した場合の表示方法であります。
(2)消費者の誤解をまねかない様に、お客様が最初に目にする、最も目立つ表面に「ガーナ豆80%、ドミニカ共和国豆20%」との具体的な配合割合の表示を行っております。
(3)裏面の説明表示と併せてみても「ガーナ豆80%にドミニカ共和国豆20%をブレンドしたチョコレート」という風に解釈でき、消費者の誤解を招く表示とは思われず、むしろわかりやすい表示と認識しております。

(株)ロッテ 広報室 主査 杉田 大悟
「ロッテ」への商品テスト部の見解
 当該銘柄では、「ドミニカブレンド」「メキシコブレンド」という表示がその国の地図等とともに表示してあり、強調されています。特色のある原材料の表示について規定している加工食品品質表示基準第5条では、使用した原材料が特色のあるものである旨を表示する場合においては、特色のある原材料と同一の種類の原材料を合わせたものに占める重量の割合を当該表示に近接した箇所に記載する必要があります。当該商品では、割合の表示が「近接」にあるとは言い難く、消費者の誤解を招く表現と思われる恐れがあると考えられます。

本件連絡先 商品テスト部
電話 042-758-3165
posted by こたやん at 15:06| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(株)明治は、嘘つきの常習犯です。明治学乳異臭事件、1900人が「塩素臭」等異臭を訴える。明治は、それは風味だと回答し、酪農家に責任を転嫁した。過去には、コープ北陸牛乳の産地偽装。ヤシ油で水増ししたインチキ牛乳事件は国会で追及され社長らが辞任した。




                                     20171227
                                                 

1. 学校給食で提供した牛乳(株式会社明治・戸田工場製造)の異味・異臭事故に関する申し入れ(2017年12月5日)

 日本共産党板橋区議団は、12月5日、板橋区教育長に対し、学校給食で発生した牛乳の異味・異臭問題で、原因究明と対策についての申し入れを行いました。教育長は「学校給食の安全安心を第一に、引き続き、東京都と株式会社明治との協議を続ける」と述べました。

【申し入れ文書全文】

板橋区教育長 中川 修一  様
                               2017年12月5日

                          日本共産党板橋区議会議員団

学校給食で提供した牛乳(株式会社明治・戸田工場製造)の異味・異臭事故に関する申し入れ
 去る9月25日、区立小中学校で提供された牛乳(株式会社明治・戸田工場製造)を飲んだ、児童・生徒及び教職員から、『味に違和感がある』との報告があり、全校調査の結果、当日に給食を実施した68校中24校(児童・生徒:約600名、教職員:約30名)の一部から、『いつもと違う味がする』等の訴えがありました。大きな健康被害は報告されていないとのことです。
 板橋区教育委員会は、株式会社明治に対し、原因究明と再発防止を要請し、牛乳の製造工場を同社神奈川工場に変更する措置を取り、現在も継続されています。
 株式会社明治は10月10日に第2報として、事故に関する報告を発表しましたが、その内容は、生産者に責任を押し付け、子どもの感覚の問題にすり替えるものであり、到底受け入れられません。
 そもそも、株式会社明治の説明には大きな矛盾があります。現在の流通・製造のシステムでは、広範な酪農家からの生乳がブレンドされ、製造された生乳は、明治だけでなく、他社の各工場に配送される仕組みとなっています。このようなシステムの下では、『生乳』に原因を求めることはできません。また、『塩素系の臭い』や『ガソリン臭』『消毒臭』は、風味の問題とは全く質が違います。
 私たちが専門家に聞き取りを行ったところ、考えられるのは、タンクやパイプ、瓶を洗浄する際に使う塩素系洗浄液(次亜塩素酸ナトリウム)が工場内の行程で牛乳に混入したということであり、社団法人『日本酪農乳業協会』が示している、『学乳における異味・異臭発生対応マニュアル』にも同様の事例やその対応が書かれています。
 学校給食の牛乳は、現状では東京都が入札を行い、学校給食会が配分を決めているため、子どもや保護者はもとより、区さえも製造会社を選択することはできません。本件は、子どもの命や健康に関わる重大な問題であり、原因解明のないまま、終わらせることはできません。
 よって、下記の内容について、要請するものです。

                    記

1、引き続き、株式会社明治に対し、原因究明を行うことを求めること。
2、株式会社明治の回答に変更がなく、原因究明がなされない場合、学校給食の牛乳に同社の商品を採用しないよう、学校給食会及び東京都に要請すること。

以上
◎ご意見・ご要望はこちらへ
日本共産党板橋区議団
☎03-3579-2717 

2. 給食牛乳異臭等について、「風味の違いで問題なし!」で終わらないように
 
伊藤陽平:新宿区議会議員 2017年12月15日 07:20

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
昨日の文教子ども家庭員会では、学校給食牛乳の異臭等について議論が行われました。
簡単に概要をご説明させていただきます。
学校給食で提供した牛乳の異臭等について:新宿区
9月25日(月) の給食で出された牛乳について、小学校で1061人、中学校で240人が異味、異臭等を感じたことが問題となりました。
当時は株式会社明治戸田工場製の牛乳でしたが、問題が発覚してから神奈川工場製へと変更が行われています。
幸いなことに健康被害もありませんし、理化学検査や微生物検査でも異常は認められていません。
とは言え、今後も同じような問題が起こる可能性はありますし、心理的に子どもたちに大きな影響を与えたことからも、全会派からも厳しい質疑が行われました。
まず、工場では人の舌により質のチェックが行われています。
健康被害が出ていないからとは言え、
「そもそも味に問題があるものを提供したこと自体にも問題がある。チェックを行う人に問題はなかったのか。」
と別の委員からもご指摘がありました。
また、味を平準化するために牛乳がブレンドされていますが、その過程で問題があった可能性もあります。
情報公開について教育委員会から業者へ求めていますが、
「プライバシーの関係で明らかにできない。」
の一点張りで、真相はわかりません。
今のまでは、根本的な問題解決にはつながりません。
そして、業者側の説明で最も納得できないのは、「異味、異臭」を訴える子どもたちがいても、あくまで味覚が敏感な子どもたちが「風味の違い」を感じ取ったことになっています。
何も問題がないことが強調されていますが、明らかに普段とは異なる牛乳が供給されていた状況で、この結論はありえません。
ここで、私の質疑についてもご報告させていただきます。
実は今年6月に茨城県でも類似した問題が発生しています。
学校給食の牛乳で370人体調不良茨城県、異臭訴え:日本経済新聞
今回の業者に関わらず、同じ問題が発生する可能性があります。
そして、茨城県の事例でも「風味の違い」ということで、問題がうやむやになってしまったのです。
新宿区では、戸田工場から神奈川工場へ変更し、現在問題は起こっていません。
しかし、業者や工場を変えたとしても、今後も同様の問題が発生して、「風味の違い」以上の説明が得られないとしたらどうでしょうか。
また、業者を変更しなければなりませんし、永遠にこの問題は解決しません。
今後、仮に同じような問題が発生した際にどのような対応をとっていただくのかについても、ご説明いただくことが必要です。
問題を100%防ぐことはできません。
一方で問題が起きた後の対応を改善することや、同じことを繰り返さないように対策が取れる可能性はあります。
類似した問題が発生した際に、風味の違い以上に原因が特定できるよう情報公開の姿勢を問うべきです。
牛乳については、東京都による入札が行われるため、新宿区が直接関わることはできません。
都に対して新たな企業が情報公開や説明責任を果たせるよう働きかけることを、要望をさせていただきました。

今回の一件で牛乳に抵抗を持ってしまう児童生徒もいたようです。
しかし、教員の努力により、元の状態に戻りつつあると伺っておりますが、ありがたいことです。
引き続き安全・安心な学校給食が提供されるように、文教子ども家庭委員会を通じて提言を行ってまいります。
それでは本日はこの辺で。

3. 学校給食の飲用牛乳について | ふじみ野市ホームページ
2017年9月26日
... 平成29年9月25日(月)に市内小・中学校に提供しました給食の牛乳につきまして、 児童生徒及び教職員の一部から異味異臭等を感じたとの報告がありました。 現在、 牛乳製造元である(株)明治戸田工場及び埼玉県にて原因調査中です。 本市では、児童 生徒の安心安全のため、9月26日(火)は自宅から水筒持参をお願いし、9月27日(水) は他業者のコーヒーミルクによる代替により対応しました。 今後は、(株)明治神奈川工場 製造の牛乳について安全性が確認できましたので、当分の間、これを提供し ...

4.和光市学校給食における飲用牛乳について

2017年12月22日 10時00分
 市内小・中学校において 、平成29年9月25日(月曜日)に提供しました給食の牛乳につきましては、児童生徒及び教職員の一部から異味異臭を感じたと報告がありましたことから、すでにお知らせしましたとおり、9月26日から安心・安全を第一に考え、別工場で製造された牛乳を提供しておりましたが、製造元の株式会社明治戸田工場から発生原因の究明及び再発防止策の報告を受け、安全性が確認できたことから、第3学期の給食開始日(中学校は平成30年1月10日、小学校は平成30年1月11日)より戸田工場で製造された牛乳の提供を再開いたします。
 なお、平成29年9月25日に給食提供のない大和中学校を除く小・中学校11校につきましては、株式会社明治から牛乳代金の返金がございましたが、平成30年2月に相当額の果物又はデザートを提供することで対応させていただきます。
平成29年10月11日
 市内小・中学校において、平成29年9月25日(月曜日)に提供しました給食の牛乳につきましては、製造元の株式会社明治のホームページ上に、対象商品における安全性と風味が異なる原因及び今後の再発防止策について報告がありました。
 リンク先(株式会社 明治) http://www.meiji.co.jp/notice/2017/detail/pdf/20171010.pdf
 すでにお知らせしていますとおり、平成29年9月26日から給食の牛乳につきましては、安心安全を第一に考え、別工場で製造された牛乳を提供しております。元の戸田工場からの提供再開時期につきましては、引き続き協議しておりますので、決まり次第お知らせいたします。
平成29年9月27日
平成29年9月25日(月曜日)に、市内小・中学校に提供しました給食の牛乳につきまして、児童生徒及び教職員の一部から異味異臭を感じたと報告がありました。現在、牛乳製造会社で原因調査中です。本市では、当分の間、児童生徒の安心安全を考え、別工場で製造された牛乳を提供してまいります。
 リンク先(株式会社 明治)  http://www.meiji.co.jp/notice/2017/detail/pdf/20170926.pdf
お問い合わせ
担当名:学校教育課 指導担当
住所:〒351-0192 和光市広沢1-5 市役所4階
電話番号:048-424-9149 FAX:048-464-7901

 5. 学校給食用牛乳について - 戸田市公式サイト
2017年9月27日 ... 学校給食用牛乳について. 平成29年9月25日(月曜日)に東京都内及び埼玉県内の一 部の小中学校に提供された学校給食の「瓶入り牛乳」について、異味異臭の訴えがあり 、埼玉県が工場に立ち入り検査したとの報道がありました。 戸田市の学校給食用牛乳 は「紙パック入り牛乳」であり、異味異臭などの訴えはありませんでした。 リンク先(株式 会社 明治) http://www.meiji.co.jp/notice/2017/detail/pdf/20170926.pdf 別ウィンドウ で開きます. ご意見をお聞かせください. お求めの情報が十分掲載され ...
 


   明治乳業のインチキ牛乳を国会で追及 

第068回国会 物価等対策特別委員会 第6号  昭和四十七年五月十七日(水曜日)


  明治HD(浅野茂太郎社長)と傘下の(株)明治(川村和夫社長)は、2000年の雪印食中毒事件以降、36件も食の不祥事をくり返しています。
その原点が1970年代に牛乳を水増ししてもうけるため、価格の安いヤシ油を牛乳に混ぜて販売したインチキ牛乳事件です。明治乳業は、この水増しで50億円もの利益をあげたとマスコミが報道しました。
 明治乳業はこの事件の発覚を恐れ、隠ぺいし、シラをきっていました。
 ところが、国会での追及、マスコミ報道などで追いつめられ、社長以下重役3人が辞任、国生会長が謝罪、そして、厚生省に始末書を提出し、事実上罪を認めました。
 田中議員は「ゆめゆめ公取との間になれ合いがあるというようなことのないように、委員長、気をつけていただきたいと思います」と注意を喚起しました。
  それでは、国会で田中寿美子議員が追及した議事録を紹介します。
  kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/068/1590/06805171590006c.html



◎ 明治乳業のインチキ牛乳を国会で追及   第068回国会 物価等対策特別委員会 第6号  昭和四十七年五月十七日(水曜日)
 
○委員長(長屋茂君)
 次に、当面の物価等対策樹立に関する調査中、当面の物価対策に関する件及び消費者行政に関する件を議題といたします。
 質疑のある方は順次御発言をお願いします。
○田中寿美子君
 私、きょう主として公正取引委員会委員長に、表示の問題でお尋ねするつもりでおりますけれども、けさの新聞に公取に関する二つの大きな問題が掲載されておりますので、最初に、その問題について、公取委員長の御感想、並びに経企庁長官に、物価と消費者の保護をあずかっておられますので、御感想をいただきたいと思います。
 一つは、明治乳業の異種脂肪混入の問題について。
 これはもうすでに私どもよく知っていたことですけれども、一昨年公取が検査をなすって、そしてそれがわかって、相当の量を植物油あるいはその他の異種脂肪を入れて出していた、大メーカーであるのに、四十億から五十億、年間それで余分なもうけをしていたんではないかと、まあ、きょうはそういうふうに発表されておりますけれども、その当時は、公取委員会はこれを伏せていらっしゃいました。で、私、この問題点は、次の点にあると思います。公正取引委員会が指定機関として国立衛生試験所に検査を依頼された。幾つかの業者の牛乳をとって検査させて、それで異種脂肪が出てきた。で、まあそれ、最初は忠告ですか、あるいは警告を与えて、その後一、二カ月後にもう一度検査した。その検査は、業界の検査機関ですね、業界の検査機関に検査をさした結果、もう異種脂肪は出てこなかった。そういうことで、そのまま隠してあった。それが、ことしの四月に、衆議院の物特で社会党の武部先生が問題にされてから次第に明るみに出てきた問題なんですが、その間に、昨年は明治乳業が厚生省に対してわび状のようなものを入れた。始末書をとられている。そして、なかなか明治のほうでそれを認めないということで、ついに農林省のほうから、畜産局長のほうから注意を受けた。まあ時日は相当経過しておりますけれども、たいへん大きなメーカーがそういうことをしていたということについて、公正取引委員会が何となく隠蔽していたんではないかという感じがすることが重大な問題だし、もう一つは、公正取引協議会に私は問題があると思う。公正競争規約をつくっている業界の公正取引協議会が自主規制をするのは、これは私はいいことだと思います。何でもかんでも役所が監督をしたり、手入れしたりするのが何もいいことではありませんから、自主的に規制するのはいいんですけれども、公正取引協議会そのものに私はちょっと問題があるように思うのですね。この問題も、少しあとで議論するとして、一つ、明治乳業のこの問題。
 (中略)
○政府委員(谷村裕君)
 たいへん内容のたくさんありますことを二つお聞きになりましたので、要約してお答えする以外にないと思いますが、まず最初の牛乳のことでございます。
 これは、一昨年の九月に私どもが試買をいたしまして、試みに買いまして、そしてその牛乳の中に何か異物が入っていないかどうかということを検査いたしますために、国立衛生試験所の慶田と申される方に私どものほうからお願いをいたしたわけでございます。そして、その検査にかなりの日がかかったわけでございますが、結果としまして、昨年の四月に入りまして、そのうちの数種のものについては異種脂肪が混入していると認められる、あるいは異種脂肪が混入している疑いがあるということを、正確に申しますと去年の三月の三十日に、私ども、その報告を受けたわけでございます。そこで、私どもとしては、そういう試験を実は国立衛生試験所の慶田氏にお願いしてやっていただいたわけでございますが、それだけをもって直ちに何らかの手段をとることは慎重を期さなければならないと思いまして、さらに、たしか六月でございましたが、工場に立ち入り検査をいたしまして、そうして、実際にそういった牛乳を製造している工場で、さようなことをやっているかどうかというような証拠をつかむに足るようなものをさがし出そうということをやったわけでございます。ところが、遺憾ながら、そのとき私どもとしては十分な確証を得るに至りませんでした。一方、私どもといたしましては、さらに検査をする必要を感じ、また市中の牛乳を試みに買いまして、そしてまた国立衛生試験所に検査をお願いしようというふうに考えたわけでございます。と同時に、クロスチェックということも必要であると思いまして、これでもやはり検査をしていただく、そして検査結果というものを、一つだけではなくて二つも三つも重ねてみたいと、かように思ったわけでございますが、そのときは、業務の都合上、どうしても国立衛生試験所のほうでお引き受けいただけなかったのでございます。これはまことに私どもとしては残念なことでございましたが、やむを得なかったことでございました。そこで、民間の団体に二カ所お願いして、再び検査をやっていただいたわけでありますが、それは、結果としては、そういう異種脂肪の混入は認められないというふうなのもございました。同時に、東京都におきましても、たしかそのときに牛乳の検査をしたわけでございますが、異種脂肪の検出は認められないという報告を受けたわけでございます。
 かような問題につきましての私どもの態度といたしましては、やはり疑いがありますときに、直ちにそれをもって公表するのがいいか、もう少し慎重に調査を進めた上で何らかの処理をしたほうがいいかということについていろいろ考えたわけでございますが、私ども委員会といたしましては、やはり業者のお互いの間のいろいろな競争関係もございますし、また、消費者に対していたずらなる不安を与えてもいけないのではないかという配慮もございました。一方、また逆の配慮もあるわけでございます。彼此勘案いたしまして、いましばらく調査結果を十分に見た上にしようということにしたわけでございます。隠蔽というふうに言われましたが、私どもの扱いとしまして、どの段階になればこういうものは公表に踏み切るか、どの段階のものであれば……、それはやはり一つの人権の問題というと少し大げさになりますが、慎重に取り扱ったほうがいいかという判断がそこにあったわけでございます。なお、その間におきまして、新聞に、どういうニュースソースか存じませんが、私どもで疑いがあるという報告を受けました六社のうちの四社の名前が報道されたことがございました。そして、その結果が国会において御質問を受けるという結果になりましたが、私どもは、先ほど申し上げましたような理由によって、いましばらくそういう問題についての発表については慎重を期したいという御答弁を申し上げてまいってきたわけでございます。
 その後におきまして、先ほど御指摘になりました公正取引協議会等におきましても、随時、単に東京に限らず、全国にわたって試買検査を行なうというふうなことをやってまいりましたが、私どもがその際業者を個別に呼びまして注意を与え、管理体制について十分遺憾なきを期するようにということを申しました結果であるかどうか、それはわかりませんが、異種脂肪混入の事実というものは認められず、したがって過去のものとなりましたので、いつまでも秘匿しておくということでもないと思い、また一方、どうしたはずみからでございますか、ただいま御指摘の明治乳業のことについて厚生省のほうが始末書かなにかを取られたというのが公になりまして、その結果、それについても国会で御質問になるということがあり、さようなことであれば、むしろ、ぼつぼつとそう出るよりも、過去のことでもございますし、この際、御質問に応じてすべてを申し上げたほうがよいであろうという判断のもとに、先般、衆議院の物特において、六社の名前を、私どもとしては当時疑いを持たれたものとしての会社の名はこうこうであったということを申し上げたわけでございます。私どもは、私どもの立場においての十分な検査機関もなく、また、いわゆる監督官庁としての所管官庁でもありませんので、十分に乳業の実態に立ち入って、どの段階で、どのようにして、故意にか、偶然にか、過失によってか、入ったかということについての取り調べをするだけの十分な組織機構を持っておりません。それでその点につきましては、厚生省、農林省等にもいろいろとお願いをしておったわけでございますが、いまもって、私どもといたしましては、そのときの検査結果というものが、はたしてそのとおり真実であり、かつ、それは業者の手によって故意になされたことであるかどうかということについての、私どもとしては、いまだ心証を得ておりません。なお、この問題については今後ともしっかりやってまいるということを、その当時も御答弁申し上げたわけでございます。
 厚生省に対しまして明治乳業がどのような意図のもとに始末書を出したのであるか、また、本日の新聞報道によりますように、農林省がどういうふうな立場においてどういう内容を承知の上で何をなすったかということについては、ただいまのところ、私はまだ存じておりません。実は、けさの新聞によってそういうことを知ったわけですが、もしほんとうに社長以下の方が引責辞職されるというふうなことが真実でありますとするならば、そこに業者としてどのような意味において責任をお感じになったのか、故意にやられたのであるか、どうしても入っていたということが事実であったとお認めになったのか、あるいは疑いを持たれたことが申しわけないといって引責されたのであるかは、私はそういうことは存じませんが、私どもの立場におきまして、過去において、さようなことをいたしましたことについてそのように扱ってまいりましたところは、こういう問題についてはやはり私ども並びに厚生省、農林省等において十分その実態を突きとめた上ではっきりしたほうがよろしいと、さように思ってやってまいりましたことであり、また、今後におきましても、さような努力は私どもとして怠らない、かようなつもりでおるわけでございます。それが第一の問題でございます。
 (中略)
○田中寿美子君 
それじゃ、ちょっといま疑点がありますので、もう少し明らかにしていただいて、もう少しあとで御意見を伺いたいと思います。
 先のほうの問題なんですがね。まず、明治乳業のほうのことですけれども、私、公取委員長の話を聞いておりますと、実は異種脂肪の混入が故意にされたかどうかもわからない、あくまでもまだ真偽のほどはわからないような言い方なんですね。これはたいへん重大だと思います。公取委員長というのは独禁法の番人だ、消費者の味方だというふうに私たち思っておるわけなんです。それで、現に社長以下重役三人が辞表を出しておるのですね。私ども消費者の団体と乳業の生産者やメーカーの代表と懇談をする会合がございました席上で、明治の会長ですね、国生さんという方がいらっしゃっておわびをなすった。これは事実でございました。それから農林省の畜産局長からも、はっきりとその事実は指摘された。こういうことは公取も大いに関係している問題であって、特に公取は一番関係していたわけなんですが、それなのに真偽のほどもわからないというような考え方に立っているというのは、はなはだ私は合点がいきません。そういう考え方にいらっしゃるとしたら重大だと思う。農林省、厚生省、公取が消費者に対する行政において一致しないということになります。お互いだいへんばらばらで、公取が隠していたことを厚生省・農林省のほうからわかってきたのはけしからぬみたいな言い方なんです。消費者の立場というのは一体どこにあるのですか。私、たいへんいまのお答えを聞いていて憤慨いたしました。もうちょっと公取は、それほど重大なこと――最終的には異種脂肪を含んでいたという会社名を発表なさいましたでしょう。しかも、二年もたってですね。ですから、発表する以上は、その事実をつかんで発表なさるべきだと思います。
 それからまだ問題点は、おととしの九月でしょう、それからその調査の結果が、国立衛生試験所で調査さして、昨年の三月三十日までかかった――あまりに長いのにも私は実に驚くのですがね。そんなにかかるはずのものではない。その間一体何をしていたかということです。
 それから、新聞報道によりますと、年間五十億くらいのもうけを、異種脂肪を混入することによってやっている。牛乳はメーカーにとってはマージンの少ない企業でございますが、それにもかかわらず、明治が非常にたくさんの配当をしているというようなこともあったようですけれども、公取はそういう点まで当然お調べになるべきだ。それにもかかわらず、いま結果が出てきたのに、どういうわけでどこから漏れたのか知らないけれどもというような言い方は、まことに私はけしからぬと思いますが、もう一ぺんその点を先に御説明願いたいと思います。
○政府委員(谷村裕君)
 まことにごもっともな御質問だと存じます。私どもは、何らかの機会に、いつかはこういう問題について、はっきりと、私どもが当時何をやってきた、どう考えておったかということを表に出したほうがいいと思って、その時期を待っていたわけでございまして、私どもが不本意にも、よそから漏れたばかりに言わざるを得なくなったんだというような、さようなことではないということを、まず申し上げておきます。私の申し上げ方に、もしさような意味にとられるようなことがあったとすれば、私の申し上げ方が悪かったのだということをここで反省いたします。
 それから第二番目に、厚生省に対してあやまり状を書いた、始末書を書いた、あるいは農林省の畜産局長に対してあやまった、あるいはまた、消費者団体その他の方々に対してもあやまったという、そのあやまったということが、私どものほうで申し上げましたような意味における事実を事実として、混入があったということについて自分もそれを認めたのか、混入の疑いを持たれたということについて申しわけなかったと言ったのか、それとも、自分らは故意にそういう操作をしておったという事実を明らかにしてあやまったのであるか、私どもは、あくまでその点については自分で故意にやったのではない、また、偶然でもそういうふうなことが入る余地はないという説明を聞いておりましたし、また、検査の――検査と申しますか、立ち入り検査の結果でも、そういうことを反論するだけの証拠を見つけることはできなかったのでございます。それはおまえらのやり方がへただからと言われればそれまでかもしれませんが、私どもの行政と申しますか、仕事のやり方といたしましては、やはり最終的には証拠をもって争う、いわば裁判にかけてでも争う、最高裁にまで行ってでも争うという、そういうたてまえで、証拠を十分握った上で、違反なら違反ということを突き詰めていかなければならない、さような法の運用の厳正を要求されておるという面もございますので、特に昨日農林省が云々というふうな記事はけさ見たばかりであり、また、引責辞職するらしいという記事も私どもけさ見たばかりでございまして、それなら、ほんとうに自分たちの非を認めたなら認めたで、いままで私たちに言っておったことがうそであったということを、私たちはまた、きちんと始末をつけなければならないというふうに、けさ新聞を見て思ったわけでございます。どういう意味での引責辞職であるかについて私どもはまだつまびらかにいたしておらない。また、それは、私どもの立場として、厚生省や農林省にばかりあやまっておって、私どものところには相変わらずシラを切っているということはおかしいと思いますから、私どもとしても、どういうことでどうなっているのか、きちんとさせたい、さように思っている、そういうところでございます。
○田中寿美子君
 きょうは、厚生省、農林省側は、この問題に関係した方には来ていただいてはいないわけですから、ですから、一緒に発言していただくわけにはいかないわけです。
 しかし、これだけ長いことかかっている間に、消費者の立場を少し考えていただきたいんですが、九月にそれを調べ始めて、そして昨年の三月三十日にようやくわかる、そういう期間がたって、それからまたことしと、一年たっているわけですから、消費者は異種脂肪の混入されたものをその間どんどん飲んでいるということになります。そういう立場からしても、当然、きちんと、どっかが調べるべきであったと思います。もう終わってしまったことですから、あまりそんなに言いたくはないんですが、たとえば、私どもは牛乳のBHCの問題の追及を長くしておりましたものですから、牛乳からBHCをなくすために一生懸命になっておりましたし、そういうBHCが出てきたとか、あるいはDDTが出てきた、あるいはPCBが出てきたなんといいますと、異種脂肪が入っている、あるいはそのほか抗生物質があるなんといいますと、牛乳は非常に需要が減るわけでございます。そういう点からいって、ほんとうなら非常な栄養食品であるところの牛乳がそういうふうになるということは決してうれしいとは思いませんけれども、しかし、きれいな、栄養がある牛乳が手に入らなければいけない。それから特に公取の使命というのは、表示に関して一番の責任を持っていらっしゃるわけですから、内容と表示とが違っているという点では、もっともっとこの問題を厳密にお調べになるべきだったと思います。確かに、明治のほうでは、そういうことはなかった、なかったと言い張りなさった時間がたいへん長うございましたから、私どもも、まさかというふうに思っていたわけです。それがこういうことになったんで、三役が辞任されたということにかんがみましても、私は、はっきりさせておいてほしいと思います。中小メーカーのほうは、自主規制みたいなことをやって、相当罰を受けたのです。あの当時、毎日新聞でしたか、発表いたしました中に、ほかのメーカーの名前も出ました。そうして、そのメーカーは相当な罰を受けております。だから、そういう点では、大メーカーについて、何か、まさか大メーカーだからという気持ちが公取のほうにもおありになったかもしれません。その辺はきちんとやっていただかなければいけない。
 それから先ほど委員長のお話で、自分たちの検査機関がないとおっしゃった。私はこれはたいへん致命的なことじゃないかと思う。これは実はほかの問題についても、そう思っているわけです。公立の検査機関を使うことはもちろん大いにけっこうですが、しかし、試買してきたものを検査するのに公取に検査機関もないということでは、これは重大なんで、だから自信のある発言もできないのじゃないかというように思います。その辺を十分考えていただいて、消費者の立場をまず考えていただきたい。私はそれを御要望して、この問題は、済んだ問題ですから、そんなに蒸し返すつもりはないんで、公取の行政に関して消費者が不信を持つという意味で二つの問題点が出ていますから、そのあとのほうの問題に移ります。
 (中略)
○政府委員(谷村裕君)
 前段の問題につきましては、私ども、その当時から事柄の重要性を十分に考え、かつ、私どもだけでは必ずしも十分にいかないということも承知いたしておりましたがゆえに、厚生省にお願いいたしまして、厚生省こそ、まさに全国の都道府県知事等を通じまして、またそれぞれの検査機関もお持ちでありますから、この問題に本格的に取り組んでいただきたいということをお願いするとともに、私ども自体もこの問題と取り組みたいということで一生懸命やってまいりました。何ぶんにも、先ほど御指摘のように、試買検査をお願いしましてから結果が出るまでに半年以上かかるというような、そういう、仕事の合い間合い間を見て何かやっていただくようなことでありました。私どもも残念なことだと思いますが、ただいま御指摘をいただきましたような点につきましては、今後ともひとつ私どものあり方を十分考えていきたいと思います。
(中略)
○中沢伊登子君 関連。
ひとつ私も田中委員の質問に関連をさしていただきたいと思います。
 実は、私も乳業懇話会のメンバーで、田中先生と一緒に、何とかしてヤシ油の入った牛乳だの、あるいはBHCの入った牛乳でない、ほんとうに公正ないい牛乳を、おかあさんや、お子さんたちに飲んでいただきたいということで、一緒に出席をさしてもらっているわけですけれども、いまの牛乳の問題を蒸し返してたいへん恐縮なんですけれども、公取委員長は、いままで明治乳業の浅沼社長にお会いになったこと、おありになりますか。
○政府委員(谷村裕君)
 先般、衆議院の物特におきまして武部委員からの御質問がありましたあとにおきまして、私とものところに――私どもじゃございません、私の部屋に、いろいろお騒がせして申しわけございませんでしたという程度のあいさつに見えたことがございます。それだけでございます。
○中沢伊登子君
 私の聞いたところでは、ヤシ油が入っているということは、ずいぶん前から騒がれた問題でございまして、その後私どもも、おかしい、おかしいとは思っていたわけでございますけれども、たまたまこの間の発表のようなことになったわけですね。それまでに、乳業懇話会の役員の方々が何べんも、大メーカーの明治乳業のつくった牛乳の中にそういうものが入っているやのうわさがあるけれども、大メーカーがそういうことでは困るということで、再三電話をしても電話に出てくれない、わざわざ明治乳業まで行ってお目にかかろうと思って行っても全然社長は会ってくれない、こういうふうなことで、もうほんとうに泣きそうな顔をして、何とかこんなことが新聞発表にならない前に、そうして、それがほんとうか、うそかということを突きとめたいために何べんも行ってみたけれども、とうとう会ったことがありませんでしたと、こういうお話でありました。この辺に、これは浅沼社長の人柄があるでしょうし、また、たいへん悪く理解すれば、やっぱりその辺を逃げていらしたのではなかろうか、こういうふうな疑いをたいへん私ども持たざるを得ないということは、非常に残念でございます。今後とも、こういったような大メーカー、われわれが信用している大メーカーにこういうようなことがあってはならない。私どもは、これは厳に公取として監督をしていただきたい。このことを要望いたしておきます。
 それと同時に、木村長官ね、いま公取委員長が、自分たちで試験室を持っていない、検査室を持っていない、これがたいへん痛手だとおっしゃっていましたけれども、どうか、公取には今後またいろんな問題があると思いますので、できることならば公取にそういうものを持たす、持ってもらう、こういうことをひとつ経企庁のほうでもお考えいただけないものかどうか、御答弁いただきたい。
○国務大臣(木村俊夫君) 公取委員会の性格等もございますが、ただ、私考えますに、技術者の問題でなかなか困難もあろうと思います。今後十分ひとつ検討さしていただきたいと思います。
○田中寿美子君
 それで、どうもきょうは、この問題に関する厚生省側、農林省側、お呼びしておりませんので、それで公取委員長の発言では、何となく欠席裁判になるようなものの言い方があります。たとえば、厚生省が怠慢であったのじゃないかと思われるような節があったり、それからどうしてそっちから漏れていったりしたのかというようなことがありまして、たいへんその辺は遺憾でございます。これは長官、いまお聞きになっておりましたように――私は、公取は消費者がたいへんみんな、たよりにしてきた機関でございます、非常に公正で、消費者の味方だというふうに考えてきたんですけれども、こういうことがありますと、たいへんまた不安になりますのと、それから消費者行政での、それぞれの省間の連絡が、この前も申し上げましたように、たいへん統一を欠いている点があるわけですね。そういう点の調整をきちんとやっていただきたい。この問題について、そういうことをお願いしたいと思いますが、御意見、御感想をお願いいたします。
○国務大臣(木村俊夫君)
 この問題、もしこの新聞報道のとおり、業界のトップ会社が、ある作為でこれをやっておったとなれば、もうこれは全く論外の問題でございます。ただ、これの検査の経過等を、いま公取委員長からもいろいろ聞きました。たとえば、第二次試験で異種脂肪が検出されなかったというようなこともあったようでございまするし、なかなか技術的にむずかしい検査でもあったと思いますが、しかし、公取委員長のお話がありましたとおり、公取委員会の性格として、あくまで公正を期するという点で、たいへん時間がかかったこともよく理解ができます。それと同時に、先ほど御指摘がありましたように、公取自体がそういう検査機関を持っていないというところから来る、まだるっこさと申しますか、そういう点もわれわれ感ぜざるを得ません。そういう意味におきまして、私ども消費者行政をあずかっております経済企画庁といたしましても、この問題は、公取委員会、厚生省、それから農林省――厚生省、農林省が実地にそういう監督権限を持っておるわけでございますから、そういう三機関と私どもの間で、何にせよ、これはもう実態をもう少し解明することが先決でございますから、私どもの責任でその実態を解明した上で、しかるべき手を打ちたいと、こう考えております。
○田中寿美子君 
それから、いまの問題なんですが、検査機関のことも、その第二次検査で異種脂肪が出なかったというけれども、これは業者の検査機関でやっているのです。そういうことについても、私は、もっと厳密な、公的な機関でやるということをしていくように指導していただきたいということを要望しておきます。
 (中略)
 (中略))
○田中寿美子君
 それで、私は、さっきの牛乳の話にちょっと戻りますけれども、牛乳の公正取引協議会がありますわね。そして、あそこで異種脂肪の問題も問題にしたと思うのです。大体公正取引協議会というのは、前に公取にいたような方がみんな入っていらっしゃるようですね、指導するために。非常に多いと思うのです。ですから、公正取引委員会と、公正取引協議会――これ、民間の団体ですね、業者の中でつくっている団体でしょう。その間の連絡は非常に密接だと思うのです。ですから、異種脂肪の問題なんかも、公正取引協議会が徹底的にやれば、さっきのような情報不足は公取にはなかったはずだ、こういうふうに思うのです。私、これ、深追いする気はもうありませんけれども、すべての業界にある公正取引協議会に同じようなことがありはしないかという疑いを、この際持つようになってしまいますね。ですから、公正取引協議会に対しては、どういうふうに公取は指導監督をなさいますか。
○政府委員(熊田淳一郎君)
 これは業界の自主規制機関でございますので、原則として、この違反行為があります場合にも、協議会の制裁措置に一次的にはまかせるということにしておりますけれども、しかしながら、協議会の自主規制あるいは制裁措置で十分に規制の効果があがらないというような場合には、公正取引委員会といたしまして別に措置をする、あるいは協議会に対しまして警告を発するとか要望をするというようなことをいたしております。


○田中寿美子君
 私、それは厳重にしてほしいし、ゆめゆめ公取との間になれ合いがあるというようなことのないように、委員長、気をつけていただきたいと思います。異種脂肪の問題について非常に情報不足でいらしたように御説明でございましたから、この点は御注意願いたいと思います。公正競争規約をつくる際に認定なさるのですけれども、その認定には十分に皆さんが意見を述べて、業界の持っている規約にはいろいろと介入といったらあれですけれども、つくるときにはよく相談に乗って指導なさっているんだと思いますが、そうですが。
(後略)
第068回国会 物価等対策特別委員会 第6号
昭和四十七年五月十七日(水曜日)
posted by こたやん at 14:48| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

化血研を明治グループらが乗っ取った背景 bQ【 厚生労働大臣 塩崎恭久 殿  化血研による不正製造問題に関する要望書  薬害オンブズパースン会議 代表 鈴木利廣 】

  2016 年5月11日
厚生労働大臣 塩崎恭久 殿
 
化血研による不正製造問題に関する要望書
 
 
薬害オンブズパースン会議 代表 鈴 木 利 廣   

〒160-0022 東京都新宿区新宿 1-14-4 AM ビル 4F TEL.03-3350-0607 FAX.03-5363-7080 yakugai@t3.rim.or.jp http://www.yakugai.gr.jp

 
要望の趣旨
 
当会議は、一般財団法人化学及血清療法研究所(以下「化血研」という。)に よる不正製造問題に関連し、以下のとおり要望する。 1 化血研の不正製造及び虚偽報告に関与した者及び化血研の両者に対して早 急に刑事告発を行うこと 2 公益通報制度がより利用しやすくなるよう、公益通報者保護制度の更なる 周知啓発を行うとともに、所轄の行政機関以外の第三者機関における通報受 理と同機関における調査権限の確立などの制度改善を行うこと 3 化血研に対する規制当局の立入検査方法の適否について検証を行った上で 抜本的な制度の見直しを行うこと 4 業務停止処分期間中の出荷停止対象外製品について、真に対象外とする必 要があるか厳しく判断すると同時に、当該医薬品出荷による利益を吐き出さ せるための必要な法整備を行うこと
 
要望の理由
 
1 化血研による不正製造問題の概要 化血研については、2015 年5 月の化血研職員による公益通報(内部告発) を契機として行われた独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による立入検査、また、化血研から依頼された第三者委員会による調査 1によって、 以下の事実が明らかになっている。 (1) 12製品31工程に及ぶ不正製造 第三者委員会の報告書によると、化血研においては、遅くとも1974 年 頃からアルブミンについて承認書と異なる製造方法が採用されるように なった。そして、1980年代に入ると、薬害エイズ問題によって国内の加 熱血液製剤の生産増強が社会的に要請される中、化血研においても早期 製品化や安定供給を目的として、承認書と異なる製造方法が多数の製品 において採用されるようになっていった。 確認されている範囲において、承認書と異なる方法による血液製剤の 製造は 12 製品 31 工程にも及ぶ。同報告書が挙げるその代表例2つを以 下に記載する。   ア ノバクトMに関するヘパリンの添加 1989 年頃、乾燥濃縮人血液凝固第\因子製剤である「ノバクトM」に 関して、承認申請のために行われていた臨床試験において、予定してい る製法では原料となる第\因子が製造工程途中で活性化されてしまい止 血効果がなくなるなどの問題が生じたため、その対策として上流工程に おいてヘパリンを添加することとなった。 しかし、ヘパリンを添加する製造方法で承認を申請する場合、当局か ら臨床試験のやり直しを指示されて発売開始が遅れる可能性があること、 同一の上流工程を経て連産されている他の多数の製剤についても全て一 部変更承認の申請が必要となる可能性があったことなどから、当初予定 していた製造方法を前提としたまま製造承認を取得した。 イ アンスロビンPにおける製造工程の省略 乾燥濃縮人アンチトロンビンV製剤「アンスロビンP」においては、 承認書に3回の硫酸アンモニウム分画工程が記載されていたが、3回目 の分画工程を行うことにより深夜の作業が発生してしまうために、同工 程を省略することになった。 しかし、同製品は海外メーカーからの技術承継品であり、同メーカー とのライセンス契約上、異なる方法で製造することが認められていなか ったため、一部変更の承認申請を行わないまま製造方法の変更がなされ ることになった。 (2) 立入検査に対する組織的な隠ぺい工作   ア コンファクトFにおける虚偽の製造記録                                                    1 http://www.kaketsuken.or.jp/images/stories/press/credibility/all-Investigativereport.pdf

 化血研においては、遅くとも1995 年頃からコンファクトFの製造チー ムにおいて、実製造の製造記録と、承認書に沿った虚偽の製造記録が作 られるようになった。第三者委員会の報告書では、当時の体制や指揮命 令系統に照らして、担当者だけでなく血漿分画製造部門の部長・課長も 虚偽の製造記録作成の事実を知っていたはずだと認定されている。 イ 組織的な隠ぺい工作の指示 1997 年頃から、翌 1998 年以降当局による立入検査が厳格化・定期化 されるとの情報を受け、当時の血漿分画製造部門の第一課長より、不正 製造の発覚を回避するように指示が出され、以後下記のような様々な組 織ぐるみの隠ぺいが行われるようになった。 記 @実製造の製造記録と立入検査用の虚偽の製造記録の2種類の製造記録を作 り、両者が区別できるように書体を変えた。 A実製造の製造記録のうち承認書と異なる箇所のページ数を小数点入りのも のにして挟み込み、立入検査の際には当該ページのみを迅速に抜けるよう に準備した。 B試薬の出納記録を確認されると承認書との不整合が発覚してしまうため、 試薬についても虚偽の出納記録を作成した。 C過去の製造記録や出納記録までも虚偽のものに作り替え、その際、承認欄 の筆跡に似ている者にサインをさせたり、古く見せるために紙を紫外線で 焼いたりした。 D立入検査に備えて、承認書に沿った工程を前提として想定問答集を作成し、 予行演習を行うなどした。
 
2 化血研に対する行政処分の内容とその実効性 塩崎厚労大臣自ら指摘するように 2、本件は、本来直ちに医薬品製造販売 業の許可取消しとするべき案件である。しかし、厚生労働省は、2016 年1 月 8 日、化血 研に対して 110 日間の業務停止命令を行うにとどまった。し かも、 出荷停止の対象となったのは化血研がもつ全35製品のうち8製品にとどまり、 残りの 27 製品についてはシェアが大きいことや代替品がないことを理由と して対象外とされた。 このように、自社製品のうち不正製造された製品も含めた 8 割近くの製品 を販売し、かつ利益を上げ続けることができてしまっては、健康被害のおそ れの将来にわたる除去や、違反行為に対する制裁と言った業務停止処分に本来期待されている機能は著しく損なわれる。
 
3 刑事告発の必要性(要望の趣旨1)  (1) 薬機法における刑事罰   ア 製造承認又は一変承認を受けない製造販売 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 (以下「薬機法」という。)においては、製造承認を受けない方法により 製造された医薬品、一部変更承認(一変承認)を受けないまま製造され た医薬品の製造販売は禁止されており(同法 55 条 1 項 2 項)、違反した 者には 3 年以下の懲役若しくは 300 万円以下の罰金に処し、又はこれら を併科するとされ(同法 84 条)、当該行為者を使用する法人にも 1 億円 以下の罰金刑が科される(同法90 条)。   イ 立入検査に対する虚偽報告・虚偽答弁 薬機法は、厚労大臣、都道府県知事又はPMDA に「医薬品及び医薬部 外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令」(GMP 省令)の順守 状況を確認するための立入検査等の調査権限を与えており(同法 69 条、 同法 69 条の 2)、 PMDA は同権限に基づき、通常検査及び特別調査を実 施している。この調査に対して、虚偽の報告や質問に対する虚偽の答弁 を行った者及び法人には 50 万円以下の罰金が科される(同法 87 条、同 法 90 条)。  (2) 化血研に対する刑事処分の必要性   ア 化血研は、公益法人制度改革によって 2010 年に一般財団法人化され るまで公益法人であり、その公益性を理由として税制上の優遇を受けて いたことから、一般の製薬企業にも増して高い企業倫理が求められてい た。しかし、上記1記載のとおり、遅くとも 1974 年頃からアルブミン について承認書と異なる製造方法が採用されるようになり、1980 年代に 入ると、早期製品化や安定供給といった営利目的を優先して、承認書と は異なる製造方法を多数採用していった。 厚労大臣の承認を受けないまま製造した医薬品を販売してはならない ことは薬機法の根幹的な義務であって、同義務に故意に違反することは 極めて悪質かつ重大な違法と言わなければならない。   イ また、化血研は、遅くとも 1995 年頃から不正製造の発覚を回避する ために、様々な組織ぐるみの隠ぺい工作を行い、当局の立入検査に対し て虚偽報告と虚偽答弁を繰り返してきた。 かかる虚偽報告又は虚偽答弁は、医薬品の品質を担保するための薬機 法上の制度に対する国民の信頼を揺るがす極めて悪質な行為である。ま
5
 
た、1996 年に薬害エイズ事件の和解確認書において、安全な医薬品を供 給する義務の自覚と再発防止を誓約しておきながら、同時期に隠ぺい行 為に及んでいたことからすると、組織の自浄能力には全く期待すること はできない。 ウ 以上のとおり、2015 年5 月までの長期にわたり、化血研内の血液製剤 を製造する部門の担当者において、製造承認や一変承認を受けない製造、 当局による調査に対する虚偽報告・虚偽答弁という犯罪行為が行われて いたことは明らかである。 なお、製造不正が行われていた血液製剤の研究開発・製造を担当した 「第三製造部」の部長の地位に1987 年頃から1997 年まであり、その後 も理事を歴任してきた前理事長の船津昭信氏や、1998 年から 2006 年ま で血液製剤研究部長の地位にありその後も理事を歴任してきた現理事長 の宮本誠二氏らは、各不正行為を是正すべき立場にありながら2015 年5 月までこれを認識しつつ放置してきたものであるから、同理事長らの刑 事責任についても厳正な捜査によって明らかにされる必要がある。 エ 以上により、二度と本件のような薬機法に対する重大な違反行為が行 われぬようにするためには、不正製造や虚偽報告に関与した者及び化血 研に対して、監督官庁である厚生労働省が早急に刑事告発を行う必要性 は高い。
 
4 より利用しやすい公益通報制度への改善(要望の趣旨2) 既に述べたとおり、本件は化血研職員による厚生労働省への公益通報(内 部告発)をきっかけとして明らかとなったものであるが、当該通報は 2006 年に公益通報者保護法が施行されてから約 9 年が経過した後にようやくなさ れたものであった。 内部告発を行った労働者を保護するための公益通報者保護制度については、 労働者における認知度が10.5%に止まるという実態調査結果 3が2013年に報 告されている。また、所轄の行政機関に公益通報を行うも不適切な対応がと られたことによって事業者の自浄作用が発揮されなかった事案が数多く報告 されている。このように、現行の公益通報制度には、今なお多くの問題点が 指摘されている。 化血研の不正製造問題においても、公益通報者保護法施行から 9 年間内部 告発がなされなかった背景には、公益通報者保護制度自体の認知度や信頼性 の低さが影響していた可能性は否定できない。                                                    3 消費者庁「公益通報者保護制度に関する実態調査報告書」(平成25 年6 月)4 頁
6
 
そこで、公益通報制度がより利用しやすくなるよう、まずは現行の公益通 報者保護制度の更なる周知啓発を図る必要がある。また、所轄の行政機関に よる不適切な対応を防止するためには、所轄行政機関から独立した第三者機 関において公益通報を受理し、同第三者機関においても調査できる権限を確 立するなどの制度改善を行う必要がある。
 
5 立入検査方法の検証及び抜本的な制度見直しの必要性(要望の趣旨3) 既に述べたとおり、化血研の不正製造は遅くとも 1974 年頃から開始され ていたにもかかわらず、規制当局は約40年にわたって化血研の不正を見抜く ことができなかった。 いかに化血研の隠ぺい工作が巧妙かつ用意周到なものであったとしても、 長期にわたって不正を見抜くことができなかった規制当局の側にも問題があ った可能性は否定できない。 そこで、医薬品の安全性を担保する薬機法上の規制に対する国民の信頼を 回復すべく、化血研に対する規制当局の立入検査方法の適否について検証を 行った上で、抜本的な制度の見直しを行う必要がある。
 
6 業務停止処分期間中における利益吐き出しの必要性(要望の趣旨4) 上記のとおり、化血研に対して業務停止処分が出されたものの、8 割近い 製品についてはシェアが大きいことや代替製品がないことを理由として出荷 停止の対象外とされた。このような措置は、当該医薬品を必要とする患者に 与える不利益に配慮したものである一方で、シェアの大きい大手メーカーが 行う不正行為に対して本来行政処分に期待されている役割を全うすることが できないという重大な問題を生じさせる。 したがって、業務停止処分期間中において例外的に出荷停止対象から除外 せざるを得ない場合であっても、健康被害のおそれの将来にわたる除去や、 薬機法違反に対する制裁といった業務停止処分に本来期待されている機能を 発揮させるためには、業務停止処分期間中に出荷された医薬品による利益を 認めるべきではない。 そこで、厚労省においては、業務停止処分期間中に出荷を認めざるを得な い場合であっても、真に出荷を認める必要があるかについて厳しく判断する と同時に、当該医薬品出荷による利益を吐き出させるために課徴金制度(独 占禁止法第 7 条の 2 等参照)の創設などを含めた必要な法整備を行うべきで ある。 以上
posted by こたやん at 12:10| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

化血研を明治グループらが乗っ取った背景!【化血研が独立にこだわるのと裏腹に、ワクチン業界では再編圧力が強まりつつある。化血研問題を受け、厚労省が設けたタスクフォース(有識者会議)の外部委員はこのほど「ワクチン産業の業界再編が必要」と提言した。



   化血研、アステラスと交渉破談 ワクチン業界に再編圧力 
 

 アステラス製薬に対する化学及血清療法研究所(化血研、熊本市)の事業譲渡の交渉が破談に終わった。塩崎恭久厚生労働相は引き続き化血研に対し事業譲渡を強く求めていく方針。世界のワクチン市場は拡大しているが、先端的なワクチンは外資系企業がほぼ独占している。化血研問題をきっかけに海外展開も見据えた再編が進む可能性がある。
 化血研は各種ワクチンのほか、血液製剤、動物用ワクチンを手掛ける。だが国の承認と異なる方法で約40年前から血液製剤などを製造していた不正が明らかになった。しかも化血研は薬害エイズ訴訟の被告企業の一つ。1996年の和解で安全な医薬品製造を約束していながら、裏では不正を続けていた。
 今回の不正発覚を受け、厚労省は化血研の「解体」方針を明言し、事業譲渡を促してきたが、アステラスとの交渉決裂で振り出しに戻った。
 化血研は今後、新たな譲渡先を探す見込み。ただ、アステラスとの交渉の経緯から垣間見えた「独立志向」の強さなどを踏まえると、他社との交渉が進むかどうかは不透明だ。
 化血研が独立にこだわるのと裏腹に、ワクチン業界では再編圧力が強まりつつある。化血研問題を受け、昨年12月に厚労省が設けたタスクフォース(有識者会議)の外部委員はこのほど「ワクチン産業の業界再編が必要」と提言した。
 日本のワクチン市場は2000億円強で、インフルエンザ向けやB型肝炎向けなどがある。化血研のほか阪大微生物病研究会など一部の財団法人や企業が研究開発と生産を担い、大手製薬会社が販売している。大手では武田薬品工業や第一三共もワクチン製造を手がけており、アステラスは生産機能がなかった。
 世界のワクチン市場は2兆円を超え、英グラクソ・スミスクラインなど欧米の大手4社が約7割のシェアを占める。国内でも先端的なワクチンは外資系企業がほぼ独占している。化血研の問題を契機に、日本の競争力強化も念頭に置いた再編議論が本格化しそうだ。
2016/10/20 2:00     日経より転載
posted by こたやん at 11:46| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

化血研を500億円で事実上明治グループが乗っ取る!【明治グループの買収会社における議決権比率は49%だが、代表取締役と取締役の過半数を指名する権利を持つため、連結子会社となる。薬事日報】

化血研の事業譲渡決まる‐500億円で明治などに売却
 
熊本企業も参画、共同買収へ
 化学及血清療法研究所は12日、明治グループや熊本県企業グループ、熊本県にワクチンや血漿分画製剤、動物薬の主要3事業を売却する基本合意書を締結したと発表した。事業譲渡額は500億円。来年2月に予定される最終契約書の合意に基づき、化血研が現物出資等の方法で事業承継する新会社を設立、その後に明治グループ49%、熊本県企業グループ49%、熊本県2%の議決権比率で設立する買収会社が新会社の全株式を取得するスキームとなる。化血研は2015年に血液製剤の不正問題が発覚して以降、事業譲渡先を探していたが、受け皿として熊本県企業グループで結成されたコンソーシアムに、明治グループが参加する共同買収を受け入れ、ようやく決着した。

 買収会社として参画するのは、明治ホールディングスとMeiji Seika ファルマの明治グループと、えがおホールディングス、学校法人君が淵学園、熊本放送、再春館製薬所、テレビ熊本、富田薬品、肥後銀行の7社で構成される熊本県企業グループ、熊本県も県議会の承認を得て出資を実施する方向。明治グループの買収会社における議決権比率は49%だが、代表取締役と取締役の過半数を指名する権利を持つため、連結子会社となる。

2017年12月15日 (金)  薬事日報  より転載


 
  

posted by こたやん at 11:33| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

明治乳業争議の闘いも正念場を迎えています。昨年は、中労委が、「差別はあった」ことを認定しました。この潮目の変化を武器に解決へ力をつくしましょう。東京地評の久保組織局長が1.26旗開きで訴える。

  明乳争議団・明乳支援共闘会議の仲間の皆さん、ご参加の皆さん
 
 
  新年おめでとうございます。旗開きの開催おめでとうございます。ご紹介を頂きました。東京地評常任幹事の久保です。一言、連帯のご挨拶をさせていいだきます。
 
 
  2018年が明けました。春闘の闘いもいよいよ本格化しています。今年は、せめぎ合いの年となりそうです。安倍内閣は、9条改憲を虎視眈々と狙い、年頭所感では「改憲に向けた実行の1年にする」、国会開会日の施政方針では「改憲にむけて大いに議論を」と、前段で開かれた自民党両院議員総会では「いよいよ実現する時が来た」と言い放しました。
 
 
  東京地評は、あさって28日に評議員会を開催し、春闘方針を決めます。方針の柱は、一つは、安倍9条改憲阻止。何としても、3000万署名を成功させ、改憲にストップをかける。二つに、「安倍働き方改革」「働かせ方改革」に反対する取り組み。安倍首相は今国会の目玉に「働き方改革」を挙げています。内容は、ご存知のように、「労働時間規制」は過去労使ラインをこえ、「高度プロフェッショナル制」で残業代なし、「同一労働同一賃金」と言っても、雇用形態が違えば賃金格差は当たり前、法案に同一労働同一賃金の文言はいっさいない。多様な働き方と言いつつ、「雇用によらない働き方」を作り出し「あなたは労働者ではありません」と切り捨てる。これを「働き方改革推進一括法案」で押し通すということです。絶対に許せません。労働組合が一丸となって阻止しましょう。三つ目は、大幅賃上げと賃金の底上げです。私たちの生活は土俵際です。生活が豊かになった実感が全くありません。ワーキングプアも1100万人を超えています。大企業の横暴勝手を許さず、賃金の引き上げ、賃金の底上げを勝ちとるということです。
 
 
  さて、明乳の闘いも正念場を迎えています。昨年は、中労委が、「差別はあった」ことを認定しました。画期的なことです。差別があったのなら、勝たせてほしい。しかし、棄却。司法も反動化しています。裁判に耐えられる命令ということでしょうか。今、命令取り消しの行政訴訟もしていますが、本日、この看板にも書かれていますが、「潮目の変化を力に解決へ……」(違うかも)。「差別があった」と認めた。この潮目の変化を武器に解決へ力をつくしましょう。差別があったことが認められたのなら、明乳にも、なんとかしてもらわないといけない。何としても、明乳を話し合いのテーブルにつかせましょう。みんなで力をつくしましょう。
 
 
  いま、労働組合の力が弱っています。差別や選別など卑劣な攻撃で、企業・財界は組合を弱体化してきました。今こそ、たくさんの仲間が声を挙げる時です。労働法制の改悪もそうです。これ以上の労働者いじめは許さない。闘う労働組合ここにありです。要求実現と組織拡大を車の両輪に、仲間増やしにも奮闘しましょう。
 
 
  東京地評、全労連そうですが、今年も争議支援総行動等も実施します。すべての争議の早期全面解決目指して、皆さんとご一緒に頑張る決意です。共にがんばりましょう。ありがとうございました。
posted by こたやん at 11:19| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NO804明治(明治乳業)三大不祥事で不買!埼玉県の消費者・志村さんの声! 争議の早期解決を

私たちは、明治(明治乳業)に食の安全、社員の人権、明治乳業争議の解決を求めて運動しています。

 これらの要求を実現するため、、全国の消費者に明治への一声メッセージをお願いしたところ、1500を超えるメッセージが続々と寄せられています。

 明治ホールディングスの株主がこの消費者の声を届けようとしましたが、明治は受け取りを拒否しました。そこで、やむなく、このブログで順次紹介させて頂きます。


   明治乳業争議とは

 明治乳業争議支援共闘会議(議長 松本悟)は、明治ホールディングス(松尾正彦社長)と傘下の株式会社明治(川村和夫社長)の一貫した賃金差別と人権侵害に対し、長期争議解決の話し合い解決を求めて運動しています。

 この運動は日本のナショナルセンターである全労連も全面的に応援しています。

 私たちは、明治(明治乳業)に対し3つの異常をただし、社会的責任を果たすことを求めています。

 ひとつは、消費者の食の安心・安全を守るように求めています。2000年の雪印による食中毒事件以降、明治の食の不祥事は発表されただけでも36件もあります。
 
明治の食の不祥事の原点は、「インチキ牛乳」を販売し、国会で追及され当時の社長らが辞任に追い込まれた事件です。

 私たちは、明治による学校給食用牛乳のセシウム汚染、粉ミルクのセシウム汚染を明治が原因を明らかにせず、隠ぺいしていることを告発しています。
 
また、乳製品の放射線検査を含め赤ちゃんと子どもの命を守れ!酪農家のくらしを守れ!と社会的責任を求めて運動しています。
 
二つめは、明治の工場で重大死亡事故が多発しています。19歳の青年や21歳の非正規の女性がもの扱いされ犠牲になっています。私たちは、明治に対し安全配慮義務を果たすよう求めています。
 
三つ目は、明治は賃金差別や人権侵害など労働争議(11件)が絶えない会社です。いつも労働争議がうまれています。労働者に対する賃金差別、人権侵害の是正を求めています。
 
明治HDの浅野茂太郎相談役、かつて千葉県市川工場で労働者の人権と食の安心・安全を求めて活動しているまともな労働組合を潰し乗っ取るため、会社派の秘密組織(インフォーマル組織)候補として書記長選挙に立候補し、現在の争議団長・小関守さんらを破り、不当労働行為で労組を乗っ取った張本人です。
 
当時、明治は労働者を「赤組」(労働者の権利と賃金・労働条件の改善を主張)「白組」(会社言いなりの労働者)「雑草組」(その他大勢)に差別分断しました。
 
明治乳業大阪工場の糸賀久さんは、「赤組」差別を受け、退職時の基本給はなんと15万円台、「ならず者」「赤いゴキブリ」と罵られ、人間らしい扱いを受けませんでした。
 
この間、この争議を解決させるため東京高裁を含め、三回の和解提案がありましたが、三回とも明治乳業は拒否し、33年目の長期争議になっています。
 
また、この争議は、明治乳業市川事件で中山悠社長(院政)が、都労委命令の直前に都労委会長(高田章・明治学院大学教授)と密会・密談(戸塚章介・労働者委員が告発)をして、会社の不当労働行為を免罪しました。
 
さらに、明治乳業全国事件で都労委は、明治の不当労働行為を数々の証拠があるにもかかわらず免罪しました。私たちは、中山悠相談役と東大の荒木尚志教授(都労委会長)の関係を調査しました。その結果、都労委会長(東京大学教授)と明治の中山悠相談役が福岡県立修猷館高校の同窓であることが判明しました。また、明治乳業は東京大学に約5億円の寄付をしていることも判明しました。
 
すなわち、この争議が長期化している最大の理由は、両事件とも利害関係者である明治乳業の中山悠社長(黒幕)が都労委に関わり、労組法違反(利害関係者)によって下された不当命令だということです。

 同様の大企業の労働争議は、日立も東芝も雪印も新日鉄も石川島播磨重工も話し合いで解決しています。
 
明治は支援共闘会議や争議団の電話を取り次がない、要請書も受け取らない、もちろん話し合いにも応じない、不当な態度をとりつづけています。

 明治の争議団は全国に64人いますが、すでに全員が退職し、この間、15名が無念にも早死にしています。
                                                         
 
現職中の三交代の激務と長期争議によるストレスが影響しているものと思われます。
 
これ以上の長期争議は人道上も許されません。

 中労委(2017年2月17日)は、明治(明治乳業)が行った賃金差別と不当労働行為を認定し、「第5付言」で紛争の早期解決への決断を「殊に会社」に求めました。
 
現在、私たちは東京地裁に提訴し、中労委が認めた不当労働行為、賃金差別を東京地裁が認定し、原告勝訴の判決を求めるとともに、和解勧告での話し合い解決を求めています。
 
市民のみなさんのご支援をよろしくお願いします。 
                                                           
                                         
  明治の3大不祥事、食品事故36件、死亡事故7件、差別争議ら12件の全容 

1.2000年以降の食品事故36件の全容

1) 2000年9月=明治乳業  チーズ製品の製造過程でゴム破片が混入
 軽井沢工場チーズ製品の製造過程でゴム破片が混入したとして、当該のチーズ製品を回収する。

2) 2001年6月=明治乳業 塩素原液を大量河川に流失
福岡工場塩素原液を大量(3、2トン)に工場近隣の河川に流失させ、鯉など川魚を大量死させる。 

3)2001年 全会員約1万人分のアドレスを一部会員に誤って送信
 スポーツ栄養飲料のメールマガジンに登録した全会員約1万人分のアドレスを一部会員に誤って送信した2001年(平成13年)、スポーツ栄養飲料のメールマガジンに登録した全会員約1万人分のアドレスを一部会員に誤って送信した。このメールマガジンは、スポーツ栄養飲料「VAAM(ヴァーム)」と「コルディア」の購入者向けのメールマガジンで、メールマガジンを発行した際、記事の代わりに約1万人分のアドレスをコピーして張り付け、送信してしまった。 2013年10月07日 グリ辞書 | GREEより引用

4) 2002年4月=明治乳業 牛乳にイチゴ液が混入したまま製造
 札幌工場学校給食用の牛乳にイチゴ液が混入したまま製造し、未確認のまま学校に納品。学校からの苦情(通報)によって発覚。その後、学校牛乳の納品が一時停止される。

5) 2002年6月=  無認可の香料を、製品に使用
「無認可の香料使用」で製品回収協和香料からの無認可の香料を、明治乳業は5品目の製品に使用していた。無認可が発覚し、市場に出ていた5種類の製品を回収。

6) 2002年8月=明治乳業    洗剤(6トン)を流出
 京都工場CIP(自動洗浄装置)の洗剤(6トン)を流出させ、半分以上が工場外の河川に流失。

7) 2002年12月=明治乳業   破損した破片の製品混入
 十勝工場製造中の機器破損によって、破損した破片の製品混入の可能性があり5万3千個を回収。

8) 2003年2月=明治乳業 飲んだ幼児が吐き出す事件
 埼玉工場粉ミルク製品で、缶の表示と異なる中身を入れて販売し、飲んだ幼児が吐き出す事件が発生。明治乳業が謝罪する。

9) 2003年3月=明治乳業   キリマンに、イチゴ液を混入
 群馬工場LL(ロングライフ製品)コーヒー製品のキリマンに、イチゴ液を混入して製造し未確認のまま市場に出荷。消費者からの苦情(通報)により店頭に残っていた製品を回収。

10) 2003年6月=明治乳業 関東工場 ガッセリー菌無添加
 LG21ヨーグルトの製造で、この製品の生命であるガッセリー菌が添加されないトラブルが発生。会社はトラブルの警報を無視して製造を続行させ、菌が正常に添加されない状態のまま最後まで製造。現場からの「菌が添加されていない」という報告を無視し、そのまま出荷して販売。争議団が買い取って遺伝子分析機関に依頼し分析したが、当然ながら結果は「菌の含有量は他の検体の1/100以下」との判定(資料 2)。

11) 2003年7月=明治乳業 北陸事業所 産地偽装
 コープ北陸事業連合との契約商品「コープ3・6牛乳」で、「北海道産原乳と地元産原乳をブレンド」との契約に違反して、長期間に亘って北海道産ではなく近場の原乳を使用していたことが、コープ連合の工場立ち入り調査で発覚。大きな問題となったが、明治乳業としての消費者への謝罪はなく、コープとの示談で事件を処理し一切の情報開示を拒否。生協組合員を中心に、明治乳業の不正隠しを追及する運動が組織された (資料 3)

12) 2004年6月=明治乳業 稚内工場  大腸菌群に汚染された原料を再利用
 大腸菌群に汚染された原料として、倉庫に保管していた脱脂粉乳を、一年後に持ち出して再利用した事件。稚内保健所、道衛生局の査察で発覚し、食品衛生法違反の疑いで指導され「食用流通停止」となった。明治乳業は、「再加熱すれば使用可能と考えていた」等と釈明。北海道新聞など各紙が「雪印の教訓はどこへ」(資料 4)等と厳しく批判した。 明治乳業争議団は、厚生労働省に質問書を提出し真相解明と再発防止を求めた(資料 5)。

13) 2004年12月=明治乳業 静岡工場  柔らかい製品が製造
 ダイエー向けのホイップクリームの製造で、機械の変更に伴い通常より柔らかい製品が製造される。納品先より「柔らか過ぎる」との苦情と共に大量に返品された。通常、−15℃で保管される回収冷凍製品を、常温の5℃の冷蔵庫に保管。その後、解凍して脂肪が分離した回収品も含め、一か月余に及んで再利用が行われた。
 この事実を、07年6月の明治乳業株主総会で静岡工場の現場労働者(株主)が告発し、食の安全に対する経営陣の姿勢を厳しく追及した。しかし、明治乳業は株主総会の場で「不良品の発生も、回収の事実も、再利用の事実も無かった」と一切を否定。さらに追及の発言を求める告発した労働者を、警備員を動員して総会会場から排除しようとした。議場からの抗議によって排除は断念したが、それ以後は一切の回答を拒否して総会を終了させた。

14) 2005年3月=明治乳業 賞味期限切れ出荷
守谷工場賞味期限切れ(製造日:05年2月19日〜賞味期限:同年3月15日)の「明治ブルガリヤヨーグルト」が、05年3月22日に工場から出荷され保育園などに納品された。あまりの異常さに、争議団は茨城県竜ケ崎保健所に詳細の調査と指導を求めた(資料 6)。

15) 遺伝子組換え細菌培養液の土壌流出事故
 遺伝子組換え細菌培養液の土壌流出事故後の措置について、明治製菓を厳重注意 明治製菓(株)微生物資源研究所(神奈川県小田原市)の敷地内土壌に、遺伝子組換え細菌培養液が流出した件で、文部科学省と環境省は平成17年11月1日、事故後の措置の一部が適切でなかったと、明治製菓を改めて厳重注意した。
  明治製菓微生物資源研究所では17年6月に、培養実験施設内で培養液約400リットルが噴きこぼれ、うち約300リットルが実験室床面、約100リットルが研究所の敷地に流出。【環境省】 2005/11/01 -

16) 2005年12月=明治乳業 「微細なガラス粉」が製品に混入
 岡山工場同工場の「美星 星の香牛乳(1000ml、紙容器)」製造ラインにおいて、製造工程上の部品が破損し、「微細なガラス粉」が製品に混入した疑いが明らかになった。明治乳業は、市場に出ていた同製品の回収を行った(05年12月26日、同社HPにも記載)。

17) 2006年4月=明治乳業 ウーロン茶に次亜塩素酸ソーダ混入
 九州工場(福岡県八女市)紙パック製品のウーロン茶(28,144本)に、次亜塩素酸ソーダを含む殺菌水が混入した製品が、未確認のまま市場に出荷された。消費者から、「薬のような臭いがあった」との苦情(通報)をうけ、検査の結果混入が判明した。商品名「さわやか茶坊 烏龍茶」「烏龍茶」の2種類を市場から回収した。毎日新聞、朝日新聞など各紙が報道(4月30日)

18) 2007年4月=明治乳業  賞味期限切れ販売
「明治クリームフロマージュ」のおまけ商品同製品へのおまけ商品としてセットされている、クラッカーの賞味期限(3月末)が、本体のチーズ製品「明治クリームフロマージュ」の賞味期限(4月8日〜5月1日)よりも、先に切れるものが添付されて販売されていた。消費者からの苦情(通報)によって発覚し、自主回収(92,280個)を行った。 読売新聞(07年4月10日)など各紙が報道。

19) 2007年7月=千葉明治牛乳 大腸菌群が検出
 (明治乳業子会社)マクドナルドに納品の「ミルク220ml」から、食品衛生法で検出されてはならない種類の大腸菌群が検出。工場のバルブのゴム製パッキンが割れていたため、細菌が混入した疑い。7月16日に製造され17日に11都県44店舗で販売されていたが、17日午前に大腸菌群での汚染が検査の結果判明した。1万3500本余りを店頭から撤去したが、44店舗ですでに146本が販売されていた。明治乳業の浅野社長は、発表が18日に遅れたことに対し、「原因の究明に時間がかかった」等と釈明。原因の究明前に直ちに公表し、「店頭販売停止」の緊急手配が先決、との厳しい批判が集中した。7月19日、読売など各紙が報道。

20) 2008年4月=明治乳業 「明治牛乳」に、赤サビが沈殿
関西工場壜容器入りの「明治牛乳」(200ml)に、赤サビが沈殿していたことが確認されずに出荷された。
製造工場で壜の洗浄水を貯めておくタンク内の赤サビが混入したものという。これにより5商品(159万本)を市場から回収。08年4月26日、読売新聞など各紙が報道。

21)2008年 B型肝炎ワクチン製造工場に行政査察が入り、改善命令受け、製造終了。
 2008年(平成20年)、B型肝炎ワクチン製造工場に行政査察が入り、無菌充填機の清浄度区分が2006年(平成18年)7月に発信された無菌操作ガイドラインの基準を満たさないので、改善するように命令を受けた。明治乳業は、ワクチンの安全性に問題はないものの改善が終了するまでの間、ワクチンの自主回収を実施した。現在では、その改善終了後の行政査察で問題はなかったが、事業性の観点から、ワクチン事業の終了を決定した。 2013年10月07日 グリ辞書 | GREEより引用

22) 2009年9月=乳等省令違反で摘発される
 「牛乳」の規格で販売してはならない「明治おいしい低脂肪乳」を、「明治おいしい低脂肪牛乳」、「明治おいしい無脂肪牛乳」という商品名で、「牛乳」として販売をしていた。旭川保健所から「乳等省令違反」として摘発され、製造・販売中止に追い込まれた。

23) 2010年8月=「とろけるチーズ」など大量の回収事故
「明治北海道十勝とろけるチーズ」「明治ピッツァミックスチーズお徳用300g」「明治サラダにかける細切りチーズ」などの、製造過程で添加される粉末状のセルロース(ドイツからの輸入)に、ステンレスの破片が混入した疑いにより、市場から約23万個の商品を回収する(10年8月19日朝日新聞など各紙が報道)。

24) 2010年6月=沖縄明治乳業(株)アレルギー物質「落花生」の記載が漏れ
 同社製造のステックアイス、「帰ってきた えりまきトカゲ90ml」の原材料表示に、アレルギー物質「落花生」の記載が漏れていたことが判明。落花生アレルギーの方が食べた場合、アレルギー症状が発生する可能性があるため、明治乳業は同商品を回収し返金すると報道した。(10年6月15日同社HPにお詫びと返金の記載)。

25) 2011年6月=明治乳業 神奈川工場 学校給食用牛乳から、放射性セシウム6ベクレル/s検出
 同工場で製造していた東京都町田市の学校給食用牛乳から、放射性セシウム134と137が合計で6ベクレル/s検出。町田市市議会議員が専門検査機関に検査を委託して発覚。しかし、明治乳業は「暫定基準値以下だから問題はない」等として、自主検査の結果の開示をも拒否。「汚染の原因」「今後の安全対策」など、同市議からの質問状への不誠実な対応など、マスコミからも厳しく批判される。特に、「週刊 東洋経済」誌は鋭く指摘している。

26) 2011年12月6日=明治乳業 埼玉工場 放射性セシウム30、8ベクレル/sが検出
 粉ミルク「明治ステップ850g」(賞味期限:2012年10月4日、同月21日、22日、24日の4製造日分)から、放射性セシウム30、8ベクレル/sが検出。乳幼児の主食、粉ミルクからのセシウム検出に衝撃が走った。 しかも、NPO法人「チーム二本松」からの通報を、二週間も無視していた企業体質が厳しく問われる。(テレビ各局、各紙など大きく報道)。 明治は、いち早く「外気からの空気汚染」の可能性を強調するが真相は未だに闇の中。 明治は「企業秘密」として、空気をろ過するフィルターの種類、フィルター自体の汚染検査、空気口周辺設備の汚染検査などを隠ぺいしています。 埼玉工場を管轄する春日部保健所は、2日間工場への立ち入り調査を行ったが、汚染原因の特定に必要な、フィルターの種類は「企業秘密」といい、フィルター汚染検査は行っていません。 明治乳業争議団は、真相解明に向け春日部保健所に文書で質問を行い、さらに拒否する場合には、「情報開示請求」を求めています。

27)2012年  明治のミルクプリン23万個回収事件
 原因は未だに不明 厚労省が「立ち入り検査実施予定」と回答 明治は8月30日、「明治ミルクプリン超BIG 200g」約23万個を自主回収し、販売休止すると発表した。使用しているメープルシロップの微生物が増殖し、風味が劣化したという。同社は「毒性はない」としている。(朝日8月30日付)  「7月31日以降に商品を購入した4人から、腹痛や気分が悪くなったという問い合わせがあり判明」(tv-asahi 2012/8/31) 問題は何が原因で腹痛などが起きたのか、と言うことです。明治は当初、微生物が原因と発表しました。 納得できないので、当該の保健所や厚労省に確認すると、一般細菌と言いはじめました。そして、最後には芽胞菌が原因といいました。未だに、芽胞菌の中の細菌名を明らかにしません。 明治乳業争議団らの要請に、厚生労働省食品安全部は「立ち入り検査実施予定」と紙智子事務所に回答しました。明治は、隠ぺいせずに、真相を明らかにする社会的責任があります。

28) 粉ミルク談合事件 明治らに家宅捜査
 営業が談合の事実認めたが、起訴猶予で免罪 【防衛医科大病院(埼玉県所沢市)の粉ミルクの一般競争入札を巡る談合2件事件で、4業者が順繰りに落札していた粉ミルク1キロ当たりの単価が、落札のたびにつり上げられていたことが捜査関係者2件への取材でわかった。埼玉県警は29日午後、4業者の各支店・支社や営業所を談合2件の疑いで家宅捜索した】(毎日8/30)。
【県警捜査2課は同日、入札に参加していた森永乳業、明治、アイクレオ、ビーンスターク・スノーの乳業大手計4社の営業拠点を同容疑で家宅捜索した。各社の営業担当者は、土橋容疑者の差配に基づいて輪番で落札したことを認めており、同課では実質的な官製談合だったとみて、裏付け捜査を進めている。】(産経8/29)
【 県警は、入札に参加した乳業会社の明治(東京支社)と森永乳業(東京支社埼玉支店)、アイクレオ(首都圏支店)、ビーンスターク・スノー(首都圏北営業所)の担当者計6人について、共犯容疑で書類送検する方針。】(朝日) 
【捜査関係者によると、10年3月にアイクレオ首都圏支店が落札した単価は1キロ当たり1100円だったが、同9月は明治乳業東京支社の1200円、11年3月は森永乳業東京支社埼玉支店の1250円、同9月はビーンスターク・スノー首都圏北営業所の1280円と徐々に上がっていた。 28日に談合の疑いで逮捕された同病院栄養士で防衛技官の土橋義広容疑者(56)は「05年ごろから談合していた」と供述しているが、当初の落札額は1キロ当たり200〜300円だったという。単価は落札のたびに「一度も下がることなく上がり続け」(捜査幹部)、当初の数倍になっていた】(毎日8/30)。

 29) 2013年 中国で明治ら粉ミルク企業が談合
○ 中国、粉ミルク企業に史上最高額の罰金刑「積極的に独占禁止法執行機関に対して談合の関連情報を報告し、重要な証拠を提供し、かつ積極的に改善を行った」ワイス、Bingmate、明治は処罰を免れた。発改委によると、関連企業が提出した改善措置には、「違法行為の即時停止」、「実質的な行動により過去の違法行為による結果を処理し、消費者に実益を与える」が含まれた。許局長は、「今年3月より、発改委は通報に基づき9社の粉ミルク生産企業に対して、販売価格独占禁止に関する調査を実施した。大量の証拠によると、関連企業の価格独占の具体的な措置と手段は、主に契約による取り決め、直接的な罰金、間接的な罰金、利益のカット、供給の制限・停止などとなった」と説明した。発信時間: 2013-08-07 16:58:47 | チャイナネット より引用
 
30)2013年  明治が飲むヨーグルト「R―1」など100万本回収
 乳業大手の明治(東京)が、「明治ヨーグルトR―1」と「明治プロビオヨーグルトLG21」のドリンクタイプの3商品に生産機械のゴムパッキンが摩耗して混入したとして、5日夕から商品の回収を始めたことが6日分かった。明治によると、回収本数は約100万本に上るという。6日午後に発表する。 同社が今月4日の生産終了後に機械を点検。5日未明に異物が混入していることが判明した。同社は「迷惑と心配をかけて申し訳ない」と話している。 対象は賞味期限が9月18〜20日の商品。混入したゴムは約0.1ミリの微細な物で、これまでに健康被害などの情報は寄せられていないという。2013/9/6 13:08 記事保存日経より引用

31)【 商品回収:明治「チョコっとグラノーラ」包装に破損があるため 明治HP】
 商品回収:明治「チョコっとグラノーラ」包装に破損があるためhttp://www.meiji.co.jp/notice/2015/detail/pdf/20150123.pdf

32)「明治」のチーズに髪の毛混入、熊本県内で販売」
 
熊本県内のスーパーで販売されていた大手食品メーカーが製造したチーズに、髪の毛が混入していたことがわかりました。 このチーズは先月25日の午後、熊本県天草市のスーパーで購入されたもので、翌日の夜に包みを開いて食べようとした男性が、髪の毛のようなものが混入しているのをみつけました。
この日、男性は明治の相談センターに連絡、その後問題の商品を発送。そして、男性の連絡から12日も経過した今月8日午後、明治から「検査の結果、チーズに混入していたのは髪の毛だった」と電話で報告があったということです。
JNNの取材に対し、明治は、「対応が遅くなり、お客様に不快の念を抱かせてしまい、誠に申し訳ございません。製造過程で髪の毛が混入した可能性も含めて調査しています」とコメントし、問題になっているチーズと、同じ期間、同じ工場で製造されたほかのチーズでの異物混入の報告は無いということです。 TBSの動画ニュースサイト 2015/05/11(月) 19:43:59 より転載

33) 明治 旭川工場でアルカリ性洗剤が石狩川に流出
 明治は11月26日、旭川工場において、牛乳貯蔵タンクの洗浄に使用するアルカリ性洗剤(苛性ソーダ)が配管から漏れ、石狩川に流出した、と発表した。
 同日、牛乳貯蔵タンクの自動洗浄中に配管の継ぎ目が緩み、洗剤が漏れ、雨水経路へ流出し、同経路から石狩川に流出した。
 推定流出量は6000リットル。アルカリ洗剤は、濃度1.2%。
 現時点では、旭川市で簡易水質検査を行った結果、pH7.6で中性を示しており、下流にある伊納水質自動監視装置でもpH7.3〜7.5で測定され、石狩川の水質への影響はみられないとしている。同社では、引き続き現地調査を行うとしている。
 明治 旭川工場  北海道旭川市永山北1条7-29
   2015年11月27日経営.  メーカーニュースより転載

34) 岩手放送のステマ疑惑BPOが調査 岩手放送が番組内で効能を強調した明治のR-1乳酸菌ヨーグルト
民放連、日本民間放送連盟の信頼できる関係者によると、明治の「R-1乳酸菌ヨーグルト」のステマ疑惑で、テレビ局の自律的なお目付機関であるBPO「放送倫理・番組向上機構」の放送倫理検証委員会が問題の番組を放送したIBC岩手放送に対して「調査」を開始したという。
  2017年01月18日 11時25分 JST  より転載

35)「チョコで脳若返り」裏づけ不十分で発表  内閣府の研究チームと明治
「チョコレートで脳若返り」は、裏づけデータが不十分だったことがわかった。内閣府の研究チームと明治は、2017年1月に、「高カカオチョコレートを4週間食べた30人は、大脳皮質の量が増え、脳が若返る可能性が確認された」などとする、共同研究の結果を発表した。しかし、「チョコレートを食べなかったグループ」の比較対象を設定した実験が行われていないなど、裏づけが不十分との指摘が相次いでいて、研究の統括責任者は、「表記に行き過ぎた内容があった」などと話しているという。
05/12 19:43  FNN  より転載

  36)  明治の給食牛乳、異臭訴え相次ぐ 「味が薄い」「塩素の臭いがする」などの苦情 東京の小中学生1900人 
 
 東京都新宿区と板橋区は26日、区立小中学校の25日の給食で出した200ミリリットル瓶入りの牛乳に、児童や生徒計約1900人から異臭や「味が変だ」との訴えがあったと発表した。新宿区では児童3人に体調不良などの症状が出たが、既に回復した。牛乳は明治戸田工場(埼玉県戸田市)が製造しており、両区の保健所が原因を調べている。
 明治によると、東京都渋谷区、豊島区と埼玉県ふじみ野市、和光市にも同じ学校用牛乳を納入しており、25日分について、各自治体から同様の訴えがあったという。
 明治はホームページにおわび文書を掲載し「理化学検査や微生物検査では異常は認められなかった」としている。引き続き原因を調べる。同社の届けを受けた埼玉県が26日、工場を立ち入り検査したが、製造ラインに衛生上の問題はなかった。
 新宿区によると、牛乳は工場から区内の小中と特別支援学校計40校に直接配送され、約1万1千人が飲んでいる。25日には「味が薄い」「塩素の臭いがする」などの苦情があった。
 新宿区と板橋区は26日の給食から、牛乳の納入元を明治の別の工場に切り替えた。
2017/9/26 20:50 にっけより転載

 2.株式会社明治の工場で7人が事故死 
株式会社明治(旧明治乳業)の工場では、1970年代からの異常な経営体質のもとで、新入社員や非正規女性などが、命よりも利潤第1の経営姿勢のもとで、7人が工場で事故死しています。

@ 1976年=明治乳業 神奈川工場

事故の種類、転落事故による死亡災害。

A1976年=明治乳業 市川工場(千葉県)
事故の種類、頸部の挟まれによる死亡災害。
 機械メンテナンス職場(工務職場)の被災者は、早出勤務の一人作業で、冷蔵庫職場の製品を積み込む機械(パレタイザー)の点検作業に行く。同冷蔵庫内で働いていた労働者が、異常音を聞いて同機械をのぞいたら、すでに被災者は機械内で頸部を挟まれていた。職場労働者らの、「機械保全の一人作業は危険だから複数にしろ」との要求を、会社が無視し続けているなかでの重大災害であった。

B1985年=明治乳業 稚内工場
 事故の種類、腐食していた消火器が突然に爆発しての死亡災害。

C1987年=明治乳業 京都工場 事故の種類、工場の屋根からの転落死。
 工場の屋根の修理を指示された高校新卒の新入社員が、修理を終えて戻る途中に忘れ物に気付いて現場に戻り転落した。作業経験の浅い若い労働者に、高所の危険作業を指示した企業責任は重大である。

D 2002年=明治乳業 守谷工場(茨城県) 事故の種類、頭部の挟まれ圧死。
 新入社員の被災者(19歳)は、自分以外は全て臨時職員という配置で、ライン稼働の責任者として夜勤作業に従事。その時、エアーシリンダーが作動しないトラブルが発生。機械構造などが未教育だった被災者は、シリンダー作動の復帰をめざす修復作業中に、シリンダーと機械枠に頭部を挟まれた。その時、周囲にいた臨時職員らには、シリンダー圧力を解除する方法が未教育であった。これも、安全教育や技術研修など、明治乳業が安全配慮を怠っていることによる重大災害である。

E2010年=明治の子会社  (明治ロジスティック 埼玉県)
事故の種類は挟まれ圧殺死。
明治の製品を保管管理する物流倉庫で働いていた被災者は、非正規の女性従業員(51歳)であった。倉庫内ではフォークリフトが走行しているが、床面が傾斜している所に停止してあったフォークリフトが動き出し、被災者はフォークリフトと壁の間に挟まれた。この重大災害も、倉内でフォークリフトを停止しておく場所の指定など、会社がおこなうべき安全教育や労働環境への安全配慮義務の欠如が背景にある。

F2010年=明治乳業 関東工場(埼玉県)
   5月9日午前9時ごろ、埼玉県戸田市川岸の明治乳業関東工場で、契約社員の女性(21 山中穂奈美)=上尾市=が、製品運搬用の油圧リフターを点検作業中、荷物を置く鉄板が落下、女性が鉄板と床の間に肩などを挟まれた。女性は病院に運ばれたが、同日夕、死亡が確認された。
  蕨署の調べでは、鉄板は2メートル×3メートルの大きさで、事故当時は約1メートルの高さに固定されていた。女性は1人で潤滑剤の油をリフターに塗る作業中だったという。 同署で事故原因を調べている。  産経msnニュース 2010.5.9 20:56 より転載

G 明治の茅ヶ崎工場では、下請け運送業者に対する不当労動事件
    神奈川県労働委員会

 3.明治(明治乳業)労働争議11件の全容
                       作成日 2014.7.10
                       作成  再審査申立人団
1960年代から旧明治乳業は、労働者を「紅組」「白組」「雑草組」に分類などして労組活動に介入し、まともな労働組合活動を行う労働者集団を敵視していた。
以下は、不当解雇・不当労働行為などの攻撃と闘ってきた申立人らを含む集団の、労働事件及び支援した事件の一覧表であり、申立人らは全国的に一貫して闘ってきている事実。
 
@1963年=明治乳業 戸田橋工場(埼玉県)での解雇事件
 
  同工場に働く労働者が、残業を強要する「勤務命令簿」を職場にあったアルコールランプで焼却。会社は、このことを理由に懲戒解雇とした。多くの支援体制が組まれ「不当解雇撤回」の裁判闘争を東京地裁で争う。「解雇無効」の判決を獲得し勝利和解で解決。
 
A 1963年=明治乳業 帯広工場での女性臨時職員の解雇事件
  解雇された女性は、正社員への本採用を前提とした「見習い従業員」。臨時従業員でしたが、一緒に働く非正規労働者らの要求を代弁する等、諸権利を守る活動を行っていた。会社は、女性労働者を「上司に逆らう」との理由で、正社員には採用せず解雇。
札幌地裁・高裁と争うが、棄却・却下の不当判決となり終結。

B1966年=明治乳業 戸田橋工場での解雇事件(2名)
 
  同工場の夜勤作業で、労働者が200Vに感電する事故が発生。以前から、「危険だから修理しろ」との要求が強かったが、会社は修理を行わなかった。感電事故に直面した労働者らは、会社の安全軽視に抗議し多くの労働者らが自主的に早退して抗議集会を開催した。
この抗議集会の責任者として、組合支部長と同書記長が懲戒解雇となった。東京地裁で地位確認の裁判闘争。支部長が敗訴、書記長が勝訴と分かれたが、双方とも和解で勝利解決。

C1974年=明治乳業 福岡工場でのビラ配布を理由とした戒告処分
  福岡支部の組合役員であった労働者(申立人 後藤春士)が、昼休み時間に工場の食堂で、政党から依頼された選挙用ビラを組合員に配布。会社は、無許可ビラの配布として「就業規則違反」で戒告処分。昼食時間までの規制に抗議して提訴。一審・二審とも労働者が勝訴。明治乳業が上告した最高裁でも、「職場秩序を乱す恐れはなかった」として処分無効が確定。
 
 
D1974年=明治乳業 岡山工場での不当労働行為・差別事件
  労働組合の役員だった労働者は、賃金・昇格差別の是正を地労委に申立て。しかし、農作業中に事故にあい私病による休職を余儀なくされる。その後、会社は職場復帰を拒否したが多くの支援に支えられて闘い、会社の攻撃を克服して職場復職を実現する勝利和解。
 
E 1975年=明治乳業 大阪工場での思想差別事件(4名)
  思想差別による昇給・昇格差別の是正を求める闘いは、11年余の裁判闘争を経て大阪地裁で、会社提案に基づく和解が成立し勝利解決(申立人 伊藤、井村、七枝含む4名)。
 
 
F 1970年代=明治乳業 大阪工場での女性労働者隔離事件
    同工場で働いていた女性組合員は、女性労働者らの様々な要求を組織するなど、積極的な活動を行っていた。活動を嫌悪した明治乳業は、差別・排除を狙い、港湾下請会社のプレハブ小屋(一畳半)に隔離管理。この問題は、国会でも人権問題として追及され、マスコミも取り上げるなど、全国的な支援の広がりを背景に11年半ぶりに隔離部屋から解放され職場復帰。しかし、間もなく病魔に侵され他界。
   
G 1985年=明治乳業 市川工場の不当労働行為・差別事件(32名)
明治乳業の異常な労働者管理と闘ってきた全国の労働者らは、不当労働行為・差別事件として全国的な闘いを開始。市川工場事件は、最高裁で敗訴となったが、東京高裁の判決では、「申立人らの集団性、集団間の格差、格差の原因としての不当労働行為意思」を判示。

H 1994年=明治乳業全国(9事業所)の不当労働行為・差別事件(32名)
市川工場事件に続き全国9事業所の32名が差別是正の申立。2013 年7月9日に都労委が超不当命令を交付。中労委への再審査申立を行い、新たな決意で奮闘中。

I2007年=日系ブラジル労働者の「地位確認・損害賠償請求」事件
  明治大和倉庫から明治乳業群馬工場に派遣されていた労働者が、足首を怪我する労働災害にあう。その後、明治乳業が治療中の労働者を解雇。
  東京地裁に係訴中に弁護団から明乳争議団に支援要請。それまで和解を頑なに拒否していた明治乳業が、争議団が支援体制を組んだ途端に、突然に会社の方から和解案を提起し、本人も納得する損害賠償金で勝利の和解解決。
 
J2012年3月 = 損害賠償・パワハラなどで東京地裁に提訴(1名)
  関東支社(営業)を2012年3月で定年退職した労働者が、損害賠償・パワハラで東京地裁に提訴。本社所在地の江東区労連傘下の個人加盟ユニオンと、食品関連一般労働組合(個人加盟)に加盟した労働者に対し、(株)明治は業界新聞2紙からの情報の切り取り等しか与えない、徹底した仕事差別・パワハラを行った事件。
2014年1月15日東京地裁で不当判決。東京高裁で係訴中。

K 明治の茅ヶ崎工場では、下請け運送業者に対する不当労動事件
    神奈川県労働委員会

          以上



posted by こたやん at 09:53| Comment(0) | 明治乳業争議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。